月曜日に聴きたい&春に思い出す曲
ある日この夏~Two Way Summer
こんにちはYamataiです。
お題久しぶり挑戦です。
いやいや春になるとこの曲聴いています。
暁星学園から山本達彦さん、成蹊大卒の安倍首相と大学の同級生だそうです。
シティポップの王子と言われ80年代、大活躍、今でも現役でライブやっています。
都会派、なるほど成蹊大学、良いですね。吉祥寺にある育つの良い学生たちをイメージします。
この曲は高校2年の春の遠足の時に鎌倉に行った時を思い出します。ウォークマンでこの曲を海岸を歩きながら聴いていました。当時はJ-Popとは呼ばずニューミュージックでもなく何と言われたいたのか記憶がありませんが洋楽志向の私が秘密裏に聞いていたのがこの当時の山本達彦、山下達郎、ユーミン、ブレッド&バター... なんか洋楽に劣らず洒落ており演奏もイケてたと感じていたのです。
愛聴しているとは声を大に言えなかったのは"洋楽しか聞かない”と言っていた手前... 見栄でもあり若さだったのでもあります。その愚かさは年を取っても変わらないのがまた残念でもあります。
達彦先生ですがデビューからしばらくはポップス系でありましたが徐々にジャジーなノリの曲も取り入れ、かなり独自の路線を辿ったように見えました(最近では歌謡曲も一部で再評価されていますが...)。"バースディ"という曲は今でもよく聞く曲です。メロディクで美しいバラードであり映画、卒業を彷彿させます。
この曲、ある日この夏〜TWO WAY SUMMERですがレコーディングには高橋幸宏、細野晴臣、松任谷正隆、松原正樹が参加しております。良いわけです... 特に名ギタリスト、松原正樹さんのソロが凄く良いと思っていました(今でも好きなギターフレーズの一つです... 昨年、62歳で亡くなられました...)。
この曲の含まれたアルバムは印象的です。なんか良い時代を思い起こさせます。セーター肩がけ、タバコの火をbicのライターでつけてもらっているところです。勝手に想像するとするとおそらく横浜あたりのカフェで彼女とデートしている時にタバコに日をつけてもらっている???
この曲の歌詞ですが、端折りますとある夏に2人の女性に恋をしてしまったと... 極めて能天気な内容であります。カモメの背中に乗り、必ず行き先には二つの花、虹があり両方とも好きになる... この歌詞において、妄想しますと村上春樹の小説、"1973年のピンボール”に登場する美しい双子の姉妹をモチーフにしているのではないかと... 事実としてはこの曲がリリースされた時期の後、小説は発表されてるので... ありえませんが...
美しい双子の姉妹、私の通っていた高校にもいましたが当時の私のTwo Way、2人同時に好きになる、そんなことは起こらず... 彼女が欲しかったけど全く振るわずに音楽を聞くばかりの3年間でありました。
話が散らかりましたが春となると思い出して一度は聴く曲ご紹介しました。この曲、家で聴いていて懐メロ?と聞かれ説明に窮したことがあります。
金曜日に聴くJazz Standard (Spring Will Be A Little Late This Year)
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こんにちはYamatiです。
金曜日のJazz Standard曲の紹介です。
Spring WIll Be A Little Late This Year です。
1956年にフランク・ラーサーによる楽曲です。
ヘレン・メリル
少し寂しい恋愛を綴った曲です。やはり多くの女性ヴォーカリストのカバーが存在します。まずはヘレン・メリルのカバー。原曲のニュアンスに一番近いのがこちらではないかと... 個人的に思ったりします。なんと今週、Blue Note Tokyoでフェアウェルコンサートが行われるとのことです。フェァウェル... お別れとは寂しいです... Last と言ってまだまだ何回も来ていただきたいです。
レッド・ガーランド
その演奏スタイルがシンプルで分かりやすいスタイルと言われたピアニスト、レッド・ガーランドのカバー。確かにセロニアン・モンクあたりの個性派とは一線を画し、分かりやすい音で私は好きであります。ボクサーであったとう異色の経歴の持ち主でもあります。
ウィントン・マルサリス
大変、優秀な方であります。18歳でジャズ・メッセンジャーズの一員としてデビュー。1983年にクラシックとジャズの両方でグラミー賞を受賞。有り余り才能を持ちながら一方では退屈である、心に響かないなど... 手厳しい評価もあったりするようです。村上春樹に至ってはエッセイ「誰がジャズを殺したか」でかなり厳しく批判しております。ここら辺の話はまた別の機会で...
現代ジャズ解体新書 ~村上春樹とウィントン・マルサリス (廣済堂新書)
- 作者: 中山康樹
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: 新書
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ラリー・コリエル
今年の2月に亡くなったフージョンの"ゴッド・ファーザー"と呼ばれたラリー・コリエルのカバー。彼の試みたジャズとロックの融合がフージョンとなったのは有名な話のようです。
カーリーサイモン
原曲の歌詞、実に寂しく物憂げでありながら、少し気丈に振る舞う的なニュアンスが古内東子のラブソングを思い出しますが、こちらカーリー・サイモンによるSpeing Will Be a Litlle Late This Year。2005年のスタンダードナンバーを集めた"ムーーライトセレナーゼ”というアルバムが久しぶり注目されましたが現在、71歳、まだまだ元気でいて欲しいです。
Jimmy Webb & Carly Simon "Spring Will Be A Little Late This Year"
そろそろ夏らしい曲も聴きたくなってくる今日この頃です。全然関係ありませんが山下達郎ってApple Musicでは聞けないのですが、やはりCDを買わないといけないのでしょうか?
カメラについて(Leica M-D 後編)
こんにちはYamataiです。
Leica M-Dに関してのお話、後編ということでもうちょっと突っ込んだ内容お話しさせていただきます...
使用感
やはり重いといえば重いです(Summicron 50mm装着で900グラム)。個人的には許容範囲でむしろボディをしっかり両手でホールドして撮影するのでブレが少ないと感じています。デジタルのMとなって以来、分厚い(奥行きがある)と言われ確かにフィルムのMと比べるとそうなります。最近では次世代のLeica Mシリーズ、M10というフィルムカメラ時代のボディの薄さに近いモデルがリリースされていますが個人的にはこの分厚さ駄目だとは感じません。サイズ的にはデジタル一眼レフに比べると小型には変わりません。
画質
正確な言葉では説明できませんが、一言で写真らしい写真が撮れます。昨今のデジカメの画質レベルは達しているのは間違いありませんがそれに加えて、いやこちらが本筋なのですが写真らしい写真肉眼を見ることができる限界。
つまり誰かが一所懸命作り上げている最大公約数的な高画質ではない写真(変な例えですがデジカメだとおそらくプロセッサーというものが絵を作っているらしいです)。自分のイメージした絵が撮れるとでもいうのでしょうか?変にシャープでキリキリしたところがない?これはレンズとの組み合わせかもしれませんが。ちなみにレンズは純正のSummicronの50mmとカール・ツァイスのBiogon 35mmの2本のみ。個人的には基本の2本組です。
極めて個人的な評価でありますが初めて自分の目に近い(視力は1.0-1.2、老眼の気がありますが)モノを取り込めるカメラのような気がしています。そんな感じです。これに近い、レンズとの組み合わせで過去にあったのが...
Canon 6D EF50mm F1.4
Sony α7s SonnarT FE35mm
あたりです。
結論
嵌る人にはこれしかな唯一のカメラだと思います。フィルムを使用しないで済みデジタルカメラの煩わしさ(個人的に見解は異なりますが)を取り払ったデジタルカメラであります。
日本メーカーでは到底、企画会議にも載らない商品だと思います。当然、世の中の殆どの人にはお勧めできないカメラであります。また今後の展開があるのかすら怪しいと思います。つまり、今年リリースされた新しいM、M10のプラットフォームをベースにしたM-Dが出るか否か?興味はありますが...
しかし、個人的にはこのM−D嵌っています。終のカメラであります(その後α7IIとα7sを交換したことは例外です)。これからも色々、日常を切り取って記録したいと思います。敢えて言えばこれ以上の画素、高感度特性も欲しがりませんがボディ内でカードをフォーマットできると嬉しいかもしれませんが... 無理なら結構ですが...
あと避けられない議論としてLeicaの価格です。無粋なことは言いたくありませんが... 高いと思います。多くの人はそれをお布施と称し、もはや宗教のように捉えています。しかしマーケティング的な仕事としていた経験から理解できるのは値段を半値にしてもおそらく倍売れることがない(量が出る市場性がない)。今時マニュアルフォーカスでズームレンズの取り揃えも皆無といったカメラが興隆を極めたら驚きますが...つまりこの価格には裏付けがあるのです。高いと思う人はおそらくはいくら安くしても結局買わない... その価値を見出さない人の話は聞かない...
ある意味メーカーとしてブレない。Leicaというブランドを長きにわたって構築してきたメーカの努力の賜物なのだと思います。逆説的に日本メーカーはもはや価格で訴求できない状況であり、それに代わり機能を盛りだくさん詰め込んで自滅しているような気がしてなりませんが... 生意気言ってすいません(Sonyに関してはミラーレスでセグメントが違うデジタル一眼レフの市場を侵食していますが... 自滅してませんが機能はやはり多すぎると思います)。
本題のM-Dですが。特徴的な事例として写真を撮った時の状況がより具体的に思い出せます。今まではチンピングし撮り直して... 苦労して自分で良い構図、完全にピントを確認して撮った写真ですが、時間が経過しパソコンのモニターで見たりしてもあまり記憶が鮮明でなかったりします。似たような写真、ただいくつもある...
おそらくM-Dで撮った写真がリアルに記憶が日もつくのは素通しのファインダーでピント合わせて取り込む極めてアナログ的な動作が付きまとうからだと思っています。
この所作が意外と好きなのかもしれません。最近ではα7sにもアダプターを使用しSummicron、Biogonで撮ったりAFのレンズでもあえてAFでざっくり合わせてマニュアルで追い込むというある意味、カメラからすると余計な作業をして撮っています。
動体撮影や時間に追われていたりどうしても精度を上げたい時はα7sを使用しますが撮る楽しさはLeica M-Dに分が上がります。
ここまで絶賛しているM-Dですが... M240(背面液晶のある通常のモデル)で良かったのではないか?そんな疑問も湧きますが... この便宜性を考えるとむしろα7もしくは数ある優秀な日本製カメラで良い気がします。またやはりチンピング、Leica社にその点は賛同します。思い通り撮れていなければ諦めます。プロとしての仕事でないケースであればほとんどそうやって割り切れます。
おまけ
買った当初はやはりAF撮影に慣れていたせいかこんな写真も結構ありました。これも普通のデジカメではなかなか体験できません。
雑誌雑感: フイエム(2017 4/19)
こんにちはYamataiです。
Unplugged [フイエム・アンプラグド]という雑誌初めて買いました。
季刊誌なのでしょうか? 春夏特集となっております。
表紙の一番上には...
"電源のいらな「フイエム」。ものが売れないと言われるこんなご時世だからこそ、賢い買い物を。そして今号は、"WISE SPENDING" 賢い消費こそヒップ"と記されております。非常に気になるコピーであります。
HOUYHNHNM Unplugged ISSUE 05 2017 SPRING SUMMER (講談社 Mook(J))
- 作者: ライノ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: ムック
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200ページ超の厚さと297x237mmのA4変形サイズ。なんかちょっとでかいですが特に理由があるのでしょうか?
今だからこそ考える消費とは?ワイズスペンディングとは?各所、その道に通じている?人達のストーリーなど... もちろん最新のギア、アイテム情報も満載の雑誌であります。
商品の情報などは既存のファッション雑誌のように見えますが、そこは一本筋が通っているアイテムの紹介がされています。
昨今よく聞く、賢く消費する=ワイズスペンディング、この正体は何なのだろうか?
言うは易し実際はどうなんでしょうか?
一生モノ... 終のなんとか... などと言って散財してきた私としては何とも... 結局は消費することを楽しみ人生を送ってきたのだと実感しています。
自虐的に過去の散財を振り返ると、やはりその時々の趣味に関連したアイテムにかなり消費してきました。
例えば...ゴルフ関してはクラブ、ウェア、ゴルフ会員権まで買ってしまいました。ゴルフは今はやっていません。次はロードバイク、フランスのLook、Timeなどこだわりのバイク、コンポはカンパニョーロと嵌りました。今は1台だけクロモリのオーダーした終の1台を所有しているだけです。
結論として趣味にハマると形から入ったり、究極のものを手にしたくなる... その悪癖に生涯悩まされる人生とも言えます。煩悩を断ち切れないのですね... しかし敢えて言うと楽しんできたから良いと...
人生を100年と想定して後半の50年は自重していきたいと思っておりますが...
さてさて本題のフイエムですがやはり雑誌なんでモノを買わせようと... "賢く"というワードで消費させようという意図が分かります。本号の中で、数々のコラム、"現代的オルタナテイィブな暮らし方"、"フランス人に学ぶ賢い消費"... 興味深いコンテンツも多くあります。季刊誌なのでボリュームが多く、たまにパラパラめくって結構長い間、楽しめる雑誌だと思いましたが...
これが永久保存版だなと思える雑誌かどうかは微妙です...
コンセプトが大きく異なるのかもしれませんが雑誌不況と言われる昨今、もっと手の込んだバイブルになるような、そういう方向性を目指して欲しいかと勝手に思います。
イメージとしてはかつての若者のバイブルであったこの雑誌ですが...
- 作者: カテリーヌ・ミリネア,キャロル・トロイ,片岡義男
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 1977/04
- メディア: 単行本
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2017 雨の日を楽しく過ごそう...
こんにちはYamataiです。
雨の日、嫌なものです。
混雑した電車の中ではよそ様の雨に濡れた傘に触れたり、ふと大理石のフロアーでつるりと滑ったり、誤って水たまりに足を踏み入れたり... トホホな出来事が多いのも大抵、雨の日だったりします。
気が早いですがこれからの梅雨の時期は高頻度でそのような状況に見舞われます。
さてそんな雨の日、雨だからといって引きこもるわけにもいきません。
大袈裟ですが攻撃は最大の防御と言います、雨の日に有効に対応するアイテムを取り揃える。雨の日が楽しみになればシメたものです!
私の長年使用する雨の日の三種の神器はこちらです!
レインコート・ジャケット
出来るだけ本格的なもので折りたたみ可能なタイプがお勧めです。梅雨時いつでもバックから取り出せ、また雨が止んだ時は収納できるもの。出来るだけ小さくなるタイプがお勧めですがあまり防水性能が低いものであると本来の役に立たないことにもなります。私が長年使用しているのがこちらです。かれこれ5年くらい使用していると思います。Lowealpine(ロウアルパイン)、ゴアテックスのアウトドアアイテムメーカーのものです。かなりしっかりした作りで夏はさすがに蒸れてしまうので着用できませんが年間を通して雨の日対策としてかなり有効だと思います。このタイプのジャケットは長く使用できますので気に入ったカラー、デザイン、ブランドのものを見つけたいものです。
普段は折りたたんでいるフードもしっかりした造りです。
実はそれほど小さくは収納できませんが30センチ弱くらいです。
折りたたみ傘
これもレイン・ジャケットと同時期に購入しました。Blunt社のXS Metroというモデルで折りたたみでありながら風速20km にも耐えます。広げた時に直径95cmと折りたたみとしては十分ではないかと思います。またレインジャケットと併用すればそれほど大型の傘は必要ないと... あと重要な点として生涯で相当数の傘を置き忘れているので傘は基本的に折りたたみしか使わないようにしています。こちらの傘、今でも定期的に防水スプレーを塗布すれば現役で使用できます。造りは堅牢なので長期的に使用できるおすすめの傘であります。
【正規輸入品】 ブラント XS メトロ 全8色 折りたたみ傘 オートオープン ブルー 6本骨 51cm グラスファイバー骨 耐風傘 A2457-74
- 出版社/メーカー: BLUNT(ブラント)
- 発売日: 2013/02/15
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レインブーツ
これは3年前にゲリラ豪雨に会う機会が多くなり、そんなに日に対処するために購入しました。子供の時代以来の雨靴ですが履いていると水たまりに入りたくなるから不思議です。L.L. Beanの定番のハンティング・ブーツです。案外ソールが柔らかく歩きやすいのも良い点です。ブラックは服装に合わせやすくおすすめですが定番カラーではないようです。
さて今年も雨降りの季節、梅雨もやってきます、否、年間として雨が降る国で生活する限り雨の日の対策は必須です。雨の日、いろいろと工夫して乗り切りたいものです。後、雨の日、個人的にはブルースが聴きたくなります。
こちら番外編でお勧めします。
ポップスであればこちらも... 少ししんみりしますが...
雨の日が少しでも楽しくなるように色々、試してみると楽しんものです。それでは!
月曜日に聴きたいJ-Pop名曲選
こんにちはYamataiです。
月曜日ですが通勤の満員電車、音楽を聴くのは良いのですが音漏れは気をつけたいものです。結構、音楽によってカシャカシャ聞こえてくる系の音楽、朝からテンション高いなぁと思ったりします。
今回は珍しくちょっとカシャカシャした曲です。こちらPSY•Sの"Friend or Lover" であります。1991年のTBSドラマ、"ママってきれい"の主題歌でした。ドラマは見ていましたがストーリーは思い出せません。本木雅弘の怪演ぶりが記憶にありますが...
PSY・S、熱心なファンの方には失礼ですが、今思えば本格的な実力派の今で言うユニットだったんですね... ヴォーカル、Chaka(安則マミ)さんが印象的、デジタルっぽいサウンドが結構嵌りました。
当時のPV(プロモーションビデオ)を貼り付けてきます。26年前とは思えない?時代は2回転くらいしてますが今でも聴きたくなる曲のひとつであります。
PSY・S - Friends or Lovers [PV] (1991)
憧れは
思い出は優しいね
でも泣かないでリラックスして
と最後の歌詞、3行が泣かせます...
PSY・Sの他の曲はあまり熱心に聴きませんでした。特に理由は...
当時はあまりピンとこなかったのか?今更、ちょっと聞いてみようかと思っています。
個人的に話しですが90年代初頭というと若きサラーリーマン時代で仕事は忙しく、あまり楽しかった記憶はありません。TVドラマは今より影響力があったのは確かでシーズンごとも2、3本のドラマは見ていたものです。冴えない若きサラリーマン時代、この曲の突き抜けた感じが自分の今まで好んでていた音楽とは違う、何か突き刺さる感じが堪らなかったのだと思います。
好きで多分、このシングル盤のCDは買った記憶はあります。
比較的最近ではこのパターンで突き刺さった曲は"スターライトパレード"。若い人向けと思いながらこの曲の転調のパターンが堪りません。結構この手のグルーブ感が好きだったりしますが...
PSY•SとSekai No Owariの名曲。これらの曲をきっかけに他の曲も聴いてみる... 普通はこうなりますが、どちらもそうなりませんでした。
これは何なんでしょうか?
何となく気恥ずかしさですかね...
その反面、古内東子、スガシカオとか堂々と好きだと言ったりしますが... これも結構最近何かも... ここら辺の話はまた別の機会に...
Younger Than Spring Time - おすすめJazz Standard
こんにちはYamtaiです。
金曜日は興味本位でJazz Standardを取り上げていますが今回、引き続き春しばりでYounger Than Spring TImeです。
邦題は"春よりも若く"です、多くのスタンダード曲と同様ブロードウェイ・ミュージカル、南太平洋で使用されている1曲です。
Yout Tube動画はフランク・シナトラです。途中からスタジオに入ってきた女性は娘のナンシー・シナトラ です。最後の録音テープを一緒に確認するところなど娘を持つ親として羨ましい限りです。
Frank Sinatra records Younger Than Springtime ◊ 1967
さてさて、このような甘い旋律がJazzプレイヤーたちにどのように解釈され咀嚼されたのか?それがJazz Standardを聴く楽しみであります。最初にご紹介は渋線でアート・ファーマーです。アート・ブレイキー、アート・ペッパーとアートという名前が多いですかね?
アート・ファーマーといえば渋い抑揚の効いたプレイで定評がありますが同時代の活躍した神、マイルス・デイビスが薬物中毒で自らの商売道具、トランペットを売ってまでドラッグに嵌っていた時代、自らのトランペットを快く貸してあげていたというエピソードなどもあります。アーティストとしてありがちな破天荒なところが全くない極めて実直な人物であったようです。その性格はプレイにも表れていて、ある意味トランペット奏者でありながらしっとりとした抑揚なあるスタイルであり多くの天才トランペッターたちと一線を画します。アート・ファーマーの"Younger Than Spring Time"、心に滲みます。
次は巨匠、オスカー・ピーターソン。アート・ファーマーとは対照的に前に出るタイプのピアニストです。やはり聴くだけでオスカー・ピーターソンと分かるくらいの個性を放ちます。嫌いではありません。基本的に暗い系のピアニストが好きなのですがオスカー。ピーターソンは例外的に良いと思います。まったりしたくない時、聴くと良い感じです。
次はややマイナーな線でルイス・ヴァン・ダイク。オランダの至宝と言われているピアニストです。なぜかCDを持っていて、あまりに熱心に聴かなかったのですが最近、改めて聞いてみて良さが分かるようになりました。ポップスからジャズ・スタンダードと幅広くカバーする作品も多く、そのプレイはオスカー・ピーターソンのYounger Than Spring Timeとは違う趣ですね。
最後はスタン・ゲッツ。テナー・サックスの巨人。村上春樹のデビュー2作目、"1973年のピンボール"で主人公がJumpin’ With Symphony Sidを口笛で吹く場面があるのは有名ですが。スタン・ゲッツに関する講評は村上春樹の"ポートレート・インジャズ"をよろしければご参照ください。
今週はだいぶ暖かくなりましたが冬物をタイミングもそろそろでしょうか?週末は忙しくなりそうです... Jazz Standard関連過去記事もお時間あればご覧ください。