4月に聞きたいJazz名曲 (その1)
こんにちはYamataiです。
気が早いですが4月ともなれば新しい生活を迎える人も多い季節です。
4月は春らしい日も多いですが花冷えと言われる寒さも顔を出す日々もあり、その微妙な感じが好きだったりもしますが...
JazzスタンダードでApril といえば...
April in Paris
I'll Remeber April
この2曲何と言っても有名です。
どちらも多くのメジャーアーティストにカバーされておりますがいつもながら独断と偏見でオススメを選びました。今回はApril in Parisをカバーした名曲紹介します。
Count Basie Orchestra
April in Parisですがバラード系のカバーが多いですが、このバージョンはノリが良いです。4月、忙しくなりますがちょっと疲れたり落ち込んだりしたら聞いてみましょう!ちなみにカウント・ベーシーのカウント(Count)は伯爵を意味するそうです。由来はラジオのアナウンサーが命名した説と自分で名乗った?2つの説があるようです。またベーシー・オーケストラですが1940年代の大戦を挟んでオールド(old)ベーシーとニュー(new)ベーシーに分かれスタイル、編成は異なります。激変する時代に巧みに適用したベーシー伯爵ですが新しい環境に対処する方、見習いたいものです(まだ4月ではないですが)... 月曜、ブルーマンデーの朝、一発聞いてみましょう!。
Sarah Vaughan
やはりヴォーカルも外せません。サラ・ヴォーン、特にバラードを歌わせると... 凄い... 声量とか表現力がどうの講評するのがおこがましいです... ちょっと薄ら寒い4月の週末の午後あたりに聞きたい曲であります。
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong
CDで持っていて永年、愛聴しております。CDジャケットで改めてエラがでかいのかルイス・アームストロングが小さいのか?どうでもいいこと気になってしまいますが... あとローファーに白いソックス、ズボンもちょっと短めですか...
だいたい、この曲をデュエットで歌っちゃうあたりの鷹揚さがたまりません。エラ・フィッツジェラルドが美しく歌い上げ... 次にイエーイ... と低く唸るようにルイスが歌い上げます。ちょい長いトランペットソロ、その後、エラのボーカルで... まあ厳密にはデュエットではなく交互に歌っておりますが... しかしこのアルバム、全体を通してエラさんの懐の深さ、優しさを感じます。
Bud Powell
多くのピアニストにカバーされているApril in Parisですがちょっと独特なのがバド・パウエル、失礼を承知でちょいと手数が多い気がしますが... 曲の原型は残っているんですね... なんかこれはこれで良いです。
Joe Pass
ギター好きには外せないのがジョー・パスです。ギターをのみでメロウに爪弾きますが手数の多さはジョー・パスお約束ですかね...
結論というほどではありませんがApril in Paris、いろいろなカバー是非、楽しめます。名曲は色褪せないものですね...