レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

カメラについて (Leica M-D 前編)

こんにちはYamataiです。

Leica M-Dを購入したのは昨年の夏でした。

Leicaというブランドに思い入れみたいものはそれほどありませんでした。

 

個人的にLeicaといえば若かりし頃、サンフランシスコの観光地にあるカメラ屋さんで購入したカメラがLeicaのコンパクトカメラ(フィルムカメラです当然)で、それは所謂、OEMの日本のメーカーが生産しているのではないかと思わせるモデルだった記憶があります。そのカメラ、義母が最近まで使用していた記憶がありませんが今どこにあるのか分かりません。

 

そのカメラ、今思えばレンズがライカが監修している(Leicaのバッチをつけているので当然だと言えませすが)と思わせるほど味のある写りをするカメラで大事に愛用していました。

 

さて本題のM-Dですが。購入した理由はその凛とした佇まいと写真を撮ることに注視することができる機能性です。実はこのカメラ... かなり特殊です...

 

背面液晶がありません。

f:id:Yamatai:20170412142652j:plain

f:id:Yamatai:20170412141135j:plain

便利なデジタルカメラの重要な部分、"撮影した写真を即座に見る、あるいはピントを確認する"。この行為を不可能にしています。

 

何でそんなカメラ買うのか?多くの人にとって酔狂な選択、奇特な買い物でしかありません。

 

またカメラに造詣のある方からは"それであればフィルムカメラを買えば良いじゃーないかと..."、 そんなご指摘もいただきました。しかし個人的にフィルムの味わいに拘っているわけではないので... フィルム現像... ちょっと敷居が高いす... RAW現像、嫌いじゃないんです... そう考えると年齢の割にカメラはデジタルネイティブであります。

 

面白いのは Leica社では撮影したイメージを直ぐに確認しているような行為をチンピング(Chimping)、つまりスマートな行為でないと捉えています。やせ我慢のように聞こえますが、この潔さ、個人的にカメラに求めていた何かであると言えます。

 

チンピング... 言葉の響きも含めて... 確かにスマートでない気もします。

 

個人的な問題として最新のデジタルカメラが何でもできてします... これが何となく面白くなく感じる部分が募ってきたり、過剰な性能、機能がどのようなユーザーにそのメリットを享受されているのか? 不思議です。これはカメラだけでなく家電製品全般に言えることなのかもしれませんが...

 

Leica、ドイツの歴史のあるメーカーでありながら、このような尖った製品を出すところが凄いと思います。日本メーカーであれば企画段階でボツになる... もしくは液晶を裏返しにすればチンピングできなくなるから液晶を可動式にする... そんな本末転倒なソルユーションを良しとするかもしれません。

 

何となく優等生ぽくて面白くない製品が多い気が(中には例外もあるますが)...

 

さてさて今のLeica M-D、半年以上使用してますが... その雑感等はまたの機会に...