3月なのでお別れに相応しい名曲を選びました...
こんにちはYamtaiです。
3月卒業、転勤等と別れの季節ですがそんな時期に送りたい楽曲紹介です。
例えばこの曲...
Don't Cry Loud
オーストラリアのシンガーソングライター、ピーター・アレンと作詞、キャロル・ベイヤー・セイガーにより1976年の名曲です。
サビのDon't cry out loud ~ just keep It Inside and learn how to hide your feeling...
繰り返しのサビ部分で以下のフレーズが追加されます。
fly high and proud and if you shoud fall, remember you should had it all
fly high は大志を抱くとか訳されそうですが、つまりは志を忘れずプライドを持って、たとえつまずいても殆ど手に入れていたと思え!
つまりは頑張っている人たちに送る言葉を綴っています。
この曲ではおそらくはアレンさん自身の娘さんと推測できますが...
この名曲、かなり国内外のアーティストにもカバーされていますが... また邦題は、"あなたにしか見えない"となり歌詞もかなり異なっています。
そこら辺りには触れませんが結構大胆なアレンジに驚きを隠せません。
カバーでも白眉と思うのはメリサ・マンチェスターですかね...
作詞がキャロル・ベイヤー・セイガーなので女性目線がオリジナルであると考えるとメリサのカバー、オリジナルと思えるほどの完成度です。
エモーショナルに歌い上げています。これから社会に出る女子などにも励ます意味で捧げたい曲だと思います。
2曲目は...
Sailing
ロッド・スチュアートの名曲。定年を迎えるお父様などに送りたい曲ですが、よくよく詩の意味を深読みすると生々しい気がします。
例えば...
I am sailing, stormy waters
To be near you, to be free
あなたの近くに行くために... 自由になるために...
荒海を航海している...
結構、熟年離婚すら考えている相方にドン引きされるかもしれません。
しかし、おそらくこの原曲の意味では神に問いかけているニュアンスなんで...
OKですが日本人は信心深くないんで...
どうでしょうか...
あまり深く考えず定年近いお父さんたちに歌い上げてもらいたい曲です。
原曲は1972年にリリースされたスコットランドのサザーンランド・ブラザーズのアルバムに収められているいます。
さて3曲目は...
Closing Time
トム・ウェイツです。酔いどれ詩人のデビューアルバム。
最後を締めくくるインストの曲渋いです。
以上ですがここ近年、3月の時期忙しくて感傷に浸ることも無くなりましたが...
3、4月別れと出会いが多い季節、ふと遠い昔(学生時代ですかね...)を振り返ったりするのも良いものです。
2017年やはりこれも欲しくなってきた...
今日はYamataiです。
過去記事の、" 2017年欲しいもの”ですが若干、アップデートします。
2ヶ月もすると欲しいものも変わるものです。
子供の頃、よく考えてから! と言われましたが、それが死ぬほど苦痛だったのを思い出します。そんな長く考えてると欲しいものもなくちゃうと本能的に分かったいたのでしょうか?悪魔のような物欲を持った子供だったのかもしれません。
-レコードプレーヤー
欲しいものリストの中でもレコードプレーヤーはすでに購入しました。
レコードも何枚か買ってしまいました。
中古レコードを見ていると結局、買っちゃいますね...
買ったレコードは、またの機会に紹介します。
何かレコードは愛着が湧くものでCDのない時代はこうではなかった気がしますが...
ブツと聞こえるノイズも許せるものです。
買って納得の買い物。あとはレコードをしっかり管理できるようにクリーナーとか買いました。
ジョギング用時計
-時計(ランニング・ジョギング)
今のところまだForerunner 610が問題もなく動いているので...
バッテリーが2、3時間でなくなるので気づいたら充電する必要が会うのが少し億劫かなぁというくらいで...
-シューズ
すでに購入済み。調子良いです。
-レンズ
予定がでカメラのボディを買い換えたので...
これ結構、効いています。α7S満足してますが...
今35mmと50mmのレンズしかないので...
長いレンズ欲しい...
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またキャンペーンもやっております...
レンズであればGマスター、Gレンズ、ツァイスレンズが10000円引きです。
こういうのに極端に弱いです。
しかし、この手のテレ(望遠)系のレンズ、使用頻度が低いのと基本的に小さなレンズが好きなので...
子供のイベントとかではいつも欲しくなるんですが...
-ライブ
今年もスティング、ポール・マッカートニー、サンタナ、ノラ・ジョーンズ...
今のところそれ程気になっていません。小規模なライブとか積極的に行く予定です。
-旅行
受験生がいるので大旅行は控えるつもりですが... 去年行った沖縄の島に行くことを目論んでいますが...
結論として昔ほど物欲がなくなった気がしていますが...
むしろライブ、旅行など無形のモノに関しての欲望高いですかね...
そいえば車も10年近く乗り換えていないなぁー...
You Must Believe in Spring...
こんにちはYamataiです。
音楽の話です。
というのも先週行った新宿御苑の写真を見ながらビル・エヴァンスのYou Must Beleive in Spring というアルバムを思い出したからです。
タイトルから春を連想すると少し肩透かしを食らうエヴァンスらしく繊細で叙情的なアルバムです。この作品でジャズピアニストとして前人未到の高みを極めたとも言われています。
このアルバムのどの曲も繊細でガラス細工のようなで温かみのある春のイメージのある曲はありません。
当時のエヴァンスが直メいいしていた状況...
恋人の自殺、音楽教師であり非常に影響を受けた実の兄の自殺など、それらをテーマにした曲もあり親しい人の死に直面したエヴァンスの感情がストレートに伝わりあまり聞き流して聴くにはふさわしくない重い感じがするのは気のせいでしょうか...
We Will Meet Againは兄ハリーに捧げる曲です。
タイトルのYou Must Believe in Spring ですがオリジナルのタイトルはCHANSON DE MAXENCE(マクサンスの歌)。フランス映画「ロシュフォールの恋人たち」で使用された名曲、作曲はミシェル・ルグラン。
歌詞はかなり平たく言えば、どんなに孤独であろうと冬の終わりには春が訪れる、だから春、愛を信じなければいけないといった内容です。
この曲をセレクトした当時のエヴァンスの心情はいかなるものだったのでしょうか?
70年代、永年の薬物依存による体調不良にもかかわらず弾き続けピアニストとして頂点を極めたエバンス、80年9月に亡くなります。
春の訪れをエヴァンスが信じていたのかは判りませんが冬の終わり哀しみが未だ少なからず漂う今ぐらいの季節にはこのアルバム、オススメです。
トニー・ベネットとの共演したYou Must Believe in Springも渋いです。
女性ヴォーカルであればエミリー・クレア・バーロウ、オススメです。
さて春の到来、心静かに待つのも良いですかね。
新宿御苑に行ってみた...
こんにちはYamataiです。
2月がやはり逃げるように去って行ってしまいます...
春を感じざるを得ない今日この頃ですが...
花粉症に悩まされる方には辛い季節の到来ですね...
いやいや先週ふらりと新宿御苑に行ってみました。
東京生まれでありながら初めて中に入りました。
平日なので空いて思いきや観光客も多く意外と賑わっていました。
入園料は200円です。年間パスポートが2000円であるそうです。
2時間ほど散策しましたが趣があり早春の花(ツバキカンザクラ、オカメ等)が咲き始めでカメラ、スマホで熱心に撮影する人々が多くいました。
日本庭園は特に人が多く賑わっていました。
一足早い春の到来を満喫しているのでしょうか?
日本庭園では茶室もあり海外からのお客さんを案内するのにも良いかもしれません。
他にもイギリス風景式庭園、フランス式整形庭園があり近代西洋庭園の名園と言われているそうです。
大温室は2012年にリニューアルされたようで南国気分が味わえます。
歴史的建造物も多く都心の真ん中にいることを忘れることができる不思議な雰囲気を漂わせています。下の写真、旧御凉亭は昭和2年に昭和天皇の成婚記念として建てられた中国南方の建築様式を取り入れた建物だそうです。
ちょっとセントラルパークを思わせる開放感が良いです(セントラルパークに行ったことはありませんが...)。
詳細に関しては公園のホームページが大変見やすいです。
是非、ご参照ください。
さて結論として新宿御苑のような公園、実にセントラルパークのような存在になってほしいものですが規模的に難しいのかもしれません。都内には代々木公園、上野公園、日比谷公園、井の頭公園など多くありますが、何と言っても新宿にこんなところがあったのかと行ってみて良かったです。
また1人で公園に行くのも悪くないものです。特に目的もなくふらりカメラを持って歩いていると近所の公園では怪しい目で見られることも多いですが新宿御苑ではそのような人も老若男女多く気兼ねなくカメラをぶら下げて歩けます。
あと1ヶ月もすると春らしくなり公園も人で賑わうでしょうが今の季節、ちょっと冬の気配が残る時期の公園もオススメです。
帰りは寄り道して一杯。
至福の瞬間でもありました。
不朽の名作、いとしのレイラ(その4)
こんにちはYamataiです。
2枚目のB面、いよいよラスト4曲となりました。
アルバムは佳境を迎え名作レイラが登場しますがその前に2曲あります。
Little Wing
ご存知、ジミヘンの曲です。ウィットロックとクラプトンのボーカルの掛け合い良い感じです(この曲に限らずですが...)。ウィットロックのワイルドでありながらどこかメローなボーカル、クラプトンのボーカルと相性が抜群だと思います。デュエイン、クラプトンのギターもドラマチックな冴え渡りますが、やはり敢えて言うとボーカルが光る曲ではないでしょうか。
It's Too Late
チャック・ウイルスの作品。バディ・ホリー、オーティス・レディング等にカバーされている名曲。この曲も含めてアルバム内のカバー曲ですがテーマ(恋い焦がれる)に沿っていて全体にうまく馴染んでいる気がします。唯一のカントリー調の曲です。ウィットロックとクラプトンの"コールアンドレスポンス"と言われるいわゆる掛け合いのボーカルがここでも良い感じです。
"彼女は行っちまったー、もう遅いー... "と嘆きながら次、アルバムのテーマとも言える曲、そしてクライマックスに向かいます。
Layla
独特のギターフレーズはデュエインのアイデアだったようです。後半静寂なコーダの部分はドラムのジム・ゴードンが自分のアルバムの曲として温めていたメロディーであったものをクラプトンが気に入り懸命に説得し使用に至ったという経緯があります(本当は当時のジムの恋人、リタ・クーリッジの作ではないかとも言われています)。
このアイディアにウィットロックは反対だったと言われています。
皮肉な事に、この曲によってジム・ゴードンは後、長きに渡り莫大な印税が入ったのですが自身はドラックにより早逝してしまいます。この印税の取り分も含め彼の行動がバンドに解散の大きな要因であったとも言われています。
Thorn Tree in the Garden
アルバムの最後を飾る渋い曲です。ウィットロックの制作した曲で愛犬を手放した時の思いを綴った曲のようです。ボビー・ウィットロック、アルバムを通して非常に重要な役割を果たしていると思います。
ボビー・ウィットロック、デュエイン・オールマン、カール・レイドル、ジム・ゴードンとメンバーすべてが重要な役割を担い、最高のパフォーマンスを示したほんの短い期間の奇跡とも言える作品であると今更感じています(実際、デレク&ドミノーズはスタジオ制作のアルバム一枚のみで解散)。
当たり前ですがこの若き日のクラプトンの渾身のアルバム、レイラ、もし無人島に1枚しか持っていけないとしたら間違いなく候補の一枚です。
考えてみたら中2の頃からこのアルバムを聴いているので、そう考えると今だに色褪せない、いや新たな発見があることも驚かされます。
クラプトンに至っては私的な欲求、友人の妻を振り向かせるためにこのアルバムにすべてを捧げた。不純なのか純情なのか分かりませんが恋にトチ狂った男であったのが嫌というほど判るアルバムです(当時25歳なので...)
またウィットロックとの曲作りの作業が後のクラプトンの進化につながったことを考えるとこの彼の貢献度は計り知れません。
クラプトン本のご紹介。Laya制作の舞台裏が赤裸々に綴られています。
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不朽の名作、いとしのレイラ(その3)
こんにちはYamataiです
さてレビュー、その3です。
2枚目のA面です。
Tell The Truth
ちょっとリラックスしたナンバー。出だし"ウッ、チィ、アオッ" と奇声を上げております。ウィットロックの南部系のノリなのでしょうか? かなりワイルドでブルージーなボーカルが聞けます。
この曲、オリジナルがジョージ・ハリスンのソロアルバム、1970年発表の"All Things Must Pass"のジャムセッションの際、ロンドンのスタジオで録音されたました。Derek&Dominosとしてクレジットされた記念すべき最初の曲です。バンドメンバーとギターにはジョージ・ハリスン、デイブ・メイスンが加わり名プロデューサー、フィル・スペクターがプロデュースし、全米でシングルで発売。即座に回収となりました。
理由はスペクターの制作側で手違いがあったようです。結果、クラプトン、ウィットロックのボーカルのトラック部分が差し違えら20%くらい速いテンポで聞こえる本来の曲の意図が損なわれてしまったようです。当然、そのバージョンはメンバーが納得できなかったこようです。この幻のシングルバージョンはコレクターズアイテムになっているようです。Histroy of Erice Claptonという編集盤で聞くことはできますが...
お好きであればどうぞ...
Why Does Love Got to Be So Sad?
アルバム内ではLaylaにも比する情熱的、パワフルな曲です。邦題は"恋はかなしきもの"。ウィットロックがバックボーカルでWhy Does Love Got to Be So Sad?と繰り返すところがかっこいいのですが、この邦題が頭によぎるのがちょっと嫌ですかね...
なんともクラプトンとデュェンのギターの掛け合いが凄すぎると長年信じてきましたが実はクラプトン1人の多重録音らしいです。異論を唱える人も多いのですがクラプトン、やっぱりすごいんだと素直に納得します。
Have You Ever Loved a Woman
ブルーズの名曲。Billy Myles作曲。邦題が"愛の経験"。何か昔のフランス映画のようですが、この曲、数多くのブルーズマンたち演奏していますがクラプトンバージョンではやはり巨人たちの前では上品に聞こえます。
例えば...
Freddie King - Have You Ever Loved A Woman - Sweden 1973
ギターのストラップが片側にしかしてません。なぜでしょう...
ギブソンの335が小さく見えますが。
しかし、熱い。これがブルーズマンなんだとよく分かります。敢えて言うとクラプトン、やはりブルーズをメジャーな音楽にした功績は大きいと思います。
実際、クラプトンを通してブルーズの源流をたどる人(私もそうですが)が多いのも事実であります。
フレディ・キングはクラプトンの憧れのブルーズマンの1人。
彼が使用しているという理由でレスポール、ゴールドトップを所有しているようです。
よろしければ...
では次回、レイラのレビューは最終回です。
不朽の名作、いとしのレイラ(その2)
こんにちはYamataiです。
いとしのレイラのレビュー、その2です。
中学生の頃、レコードで買って愛聴していたのですが...
デジタル化の波でレコード処分した際に手元に残さず消えて行きました。
買った人には返してもらいたいですが...
手元に残したクラプトンアルバムと言えば
461 Ocean Boulevard
Slow Hand
No Reason To Cry
Another Ticket
となんとも渋いセレクションです。
今更ながらレコードを売ってしまったのが悔やまれます。
2008年に限定で販売されていたようですが、それも入手困難なようです。
そういえばハイレゾの音源をダウンロードしたりもしましたがどこかに行ってしまいました。
まあ諦めましょう...
一点、デュアン・オールマンの名前ですが正確にはデュエインと記載されている場合もあります。外人には"デュエイン・オールマン最高だぜ!"と正確に発音しましょう!
それではレビューの続きです。
今回は1枚目のB面です。
5. I Am Yours
アルバム内で数少ないアコースティクな曲です。作品のクレジットにクラプトンともう一人Nizamiの名前が記載されています。その人物とはレイラの原点となる古典『ライラとマジュヌーン』の作者であると言われています。バックのパカラパカラと聞こえるパーカッションが良い雰囲気です。
6. Anyday
クラプトンとウィットロックの共作。名曲が満載のアルバムの中では若干、埋没気味ですが、実にストレートなラブソング。ボイドに焦がれる気持ちが切々と伝わります。ウィットロックのボーカルもここではワイルドで良い感じです。この曲でのデュアンのソロも抑揚が効いており、やはりその力量を感じざるを得ません。
7. Key to the Highway
シカゴブルーズの礎を築いたビック・ビル・ブルーンジーの名曲。多くのアーティストにカバーされています。アルバムでのこの曲の邦題が"ハイウェイへの関門"とあり物議を醸し出しているようです。曲の冒頭がフェードインで始まるのは録音をしていない時のジャムセッションがあまりに良いので急遽テープを回したという逸話が残っています。デュアンのソロも冴え渡っています。しかし、この曲10分近い長さで昔はスキップしたものですが、この歳になると結構、癒されるものです。
総括するとレコード時代、この盤面にあまり針を落とさなかった記憶が鮮明にあります。それが長い年月が経過した今、再評価しています。歳をとると嫌いなものがなくなるのと同じことなのでしょうか???
さてさて次は2枚目に入ります。