The Poll Winner Ride Again/Barney Kessel
こんにちはYamataiです。
1ヶ月以上前に購入したバーニー・ケッセルの初期の名盤。
御茶ノ水のディスクインでランクA、盤質に問題なし。ジャケットはちょっと黄ばんでいますが綺麗な状態が保たれています。
曲目紹介:
Side 1
1. Be Deedle Dee Do
2. Volare
3. Spring Is Here
4. THe Surrey With The Fringe On Top
Side 2
1. Custard Puff
2. When The Red Red Robin Comes Bob Bob Along
3. Foreign Intrigue
4. Angel Eyes
5. The Merry Go Round Broken Down
1958年 ロサンジェルスで録音
Poll Winnerとはバーニー・ケッセル(ギター)、レイ・ブラウン(ベース)、シェリー・マン(ドラム)の3人がアメリカの音楽雑誌、ダウンビート、プレイボーイ、メトロノーム誌の人気投票で1位になったことから由来するようです。今回のアルバムは1958年に録音されたものでなんとも能天気なジャケットであります。バーニー・ケッセルもウエスト・コーストジャズを代表するギタリストでなんとなく聞き機会がなかったのですがここにきて良い盤に巡り会えています。他に2枚ほど時期を前後して購入しています。またの機会に是非、紹介いたします。
バーニー・ケッセル、チャーリー・クリスチャンの系統を引く、継承者とも言えるタイプのギタリストです。その明るい感じと若い頃の風貌がちょっと他のダークな人たち(誰と言いいませんが...)と異なる気がします。ある意味、伝統のビバップをよりモダンに明るくしたジャズギタリストの巨人とも言えるのですがちょっとウエス・モンゴメリー、ケニー・バレル、ジム・ホールと比較してオーラがない気がします。その分、とっつきやすく、あまり小難しい曲を取り上げることも少ないので万人向けだと思うのですが...
チャーリー・クリスチャンのコピーの域を出ていないと揶揄する人もいますがむしろ早世したチャーリー・クリスチャンが辿ったであろう音楽道を彼が継承したと考えると身をこなして尊敬するギタリストのスタイルを守り続けたのだからすごい人だと思ったります。
なんとなくそのような堅苦しい信念を感じさせない音楽性がバーニー・ケッセルの魅力のような気がします。スタジオミュージシャンとして売れっ子だっただけありテクニックの奥行きも深いのではないかと... 聞き込んでみるとなかなか味わい深いギタリストであります。じわじわと効いてくるちょっと玄人好みな感じなのかもしれませんが...
今までジャズというと東海岸のイメージがありますがバーニー・ケッセルの所謂、ウエストコーストジャズもなかなか良いものだと最近よく聞いています。