レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

枯葉/ウイントン・ケリー

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先週くらいから、いよいよコートを着込みはじめています。30歳を過ぎたくらいから寒いのは嫌いじゃなくなりました。ちょっと寒い朝にコーヒー飲みながら部屋が暖まるのを待ちのも悪くないと... なぜか寒い方が神経が研ぎすまされるような気もしたりします。写真を撮ったり音楽を聴いてしっくりするのも寒い時期のような気もします。

 

さてさて本題となりますが"枯葉"には実に多くの名演があります。それは数え切れないほどあります。マイルズ・デイビス、チェット・ベイカー、ジム・ホール、ビル・エヴァンス、アート・ペッパー、スタン・ゲッツ... あまりにスタンダードでエリック・クラプトンまで歌い出しているヴォーカルより演奏のみの"枯葉"が好きであります。

 

この"枯葉"が邦題(オリジナルはシンプルにWynton Kelley Torio)となっているウイントン・ケリーのアルバム、5枚買ったうちの1枚です。盤質はA、ジャケットに少し汚れがある程度で全く問題ありません。

yamatai.hatenablog.jp

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パーソネル:

ウイントン・ケリー(P)

ポール・チェンバース(b)

サム・ジョーンズ(b)

ジミー・コブ(ds)

曲目は:

SIDE ONE

1. Come Rain or Come Shine

2. Make The Man Love Me

3. Autumn Leaves

4. Surrely with The Fringe on Top

SIDE TWO

1. Joe's Avenue

2. Sassy

3. Love I've Found

4. Gone with The WInd

1961年7月録音

 

アップテンポの"枯葉”であります。ウイントン・ケリーらしい軽快なタッチとフレージングが秀逸。他に"Make The Man Love Me"が掘り出し物。めずらしいしっとりとしたバラードであります。ちょっとらしくない気もしますがこんなウイントン・ケリーも良いものです。 

 

ウイントン・ケリー、最初に気になったの超有名なKind of BlueのFreddie Freeloaderでした。ビル・エヴァンスでない唯一の曲でちょっとブルージーな曲なので彼が採用されたと言われていますが...  

yamatai.hatenablog.jp

ウイントン・ケリー、私が個人的に好きな叙情的なタイプとちょっと異なる... 良い意味でBGM的に聞いても運転している時に聞いてハマるタイプであります。ちょっとビル・エヴァンスやデューク・ジョーダンを聴くシチュエーションと明らかに異なる違うタイプです。ピアニストは暗いのではと勝手に決め込みがちですがウイントン・ケリーは明るい人だったように思えてなりません... 

 

大した寸評ではありませんがウイントン・ケリーの"枯葉"、あまり寂しい気分にならないのでオススメです。