ブルーな秋雨ですが... KELLEY BLUE/WYNTON KELLEY
こんにちはYamataiです。
久しぶりのピアニストアルバム、Kelley Blue/Wynton Kelleyです。
ジャケットはかなり黄ばんでいますが盤質はA、かなり良い状態です。春くらいに御茶ノ水のディスクユニオンで購入。マイルズがレッド・ガーランドとビル・エヴァンスのハイブリッドと称したそうです。その強力なスウィングとエヴァンスのもつような叙情性を兼ね合わせるある意味たようなスタイルを持ち合わせる強烈な魅力を放つピアニストです。残念ながら1971年39歳で亡くなってしまいました。
曲目は
SIDE 1
1. Kelley Blue
2. Softly, As in a Morning Sunrise
3. Green Dolphin Street
SIDE 2
1. Willow Weep for Me
2. Keep It Moving
3. Old Clothes
最近でこそトランペット、サックス、ギター系を中心に聴くことが多いですがジャズのアルバムを買いだしたのはやはりビル・エヴァンス、キース・ジャレットあたりの叙情的なピアニストのアルバムが中心でした。
Kelley Blueいつ聴いても良いです。飽きません。ブルージーでファンキーでありながらもどこかカラッとした明るさを少し感じさせるのはジャマイカ出身だからなのでしょうか?スタンダード中心の選曲である意味ジャズの定石的なセクステット&トリオ編成であり演奏スタイルは終始一貫としていますが聴いていて飽きません。むしろ聞けば聞くほど滋養になるようなアルバムです。
彼のピアノの音に初めてぞくっとしたのはブルー・ミッチェルのI'll close my eyesでした。トランペットとのソロに続くピアノソロがなんとも言えない流暢でありながら哀愁も漂うような... すごいなぁと... いいなぁ... 久しぶりかなりかなり感動しました。
マイルズの不朽の名作、Kind of Blueにも参加していますが他にもコルトレーン、ウエス・モンゴメリー、ケニー・バレル... 共演も多い人です。なあなか良い中古盤に出会えていませんが見つけたら必ず買わないといけないと思っているアーティストの一人と言えます。
秋雨が続き気温も下がっていますがちょっと鬱な雰囲気を変えるには良いアルバムです。それにしても知る限りピアノでも明るい気持ちになれるのはウイントン・ケリーとオスカー・ピーターソンくらいのような気もしますが...
ではまた!