レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

Dark Beauty/Kenny Drew Trio

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こんにちはYamataiです。

また台風が近づいているようですね... 

朝から雨でテンションが上がりませんがこんな日は無理せず心地よいピアノの音色に癒され1日過ごしたいものです。そんなことはなかなか叶いませんが... 

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最近ピアニスト続きですがKenny Drewの"If You Could See Me Now"は以前ちょっと紹介しましたが今回のこちらの方がメジャーな存在とも言われている"Dark Beauty"をご紹介。初夏の頃、ディスクユニオンで購入、どの店舗かは覚えていませんがジャッケトはあまり良い状態ではありませんが盤質に問題なし。結構安く買えたのを覚えています。

 

中古レコードもジャケットが崩壊寸前でも盤質がOKであったり、その逆もあったりでしますが... どんなチリチリ、ノイズがする盤も綺麗にクリーニングして聞き込むとそこそこ聴けるようになるのがまた中古レコードの大げさですが醍醐味のように感じます。

 

私のオススメはこちらです。昔スプレータイプのクリーナーがありましたが実はよくないもののだったようで、かつて半ば儀式のようにレコードを聴き終わってジャケットに戻す前にスプレーしていたのですが... 

 

バランスウォッシャー33マスターセット

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Side One

1. RUN AWAY

2. DARK BEAUTY

3. SUMMER NIGHT

4. ALL BLUES

Side Two 

1. IT COULD HAPPEN TO YOU

2. LOVE LETTERS

3. SILK BOSSA

4. BLUES INN

ケニー・ドリューといえばハード・バップの代表的なピアニストとして50年代活躍していましたが、その後、70年代以降は北欧に移り従来のスタイルをベースに時代性を取り入れながら数々の名作を残しました。ある意味アメリカでのキャリアを捨てヨーロッパでその才能を開花させたアーティストです。当時、黒人の多くのジャズプレーヤーが渡欧し活動の場所の拠点にした理由は今では考えられない人種にまつわる不当な扱いがまかり通る時代によるものでした。

 

アルバムの参加プレーヤーですがベースのニールス・ベデルセンは1946年生まれのデンマーク人でケニーとの出会いでその才能をより開花したと言われています。ドラムのアルバート・ヒースは日本の秋吉敏子さんのグループにも参加し日本でも有名です。

 

あっさり個人的な感想としてこのアルバム、ケニー・ドリューの最高傑作ではないかと... 同時期の同メンバーによる"If You Could See Me Now"も好きですが分かりやすくこれは良いと思えるのはこちらの"Dark Beauty"だと思います。こちらを聞き込むとこのアルバムの方が濃度が高い気がします。かたや"If You Could See Me Now"は良い意味で本作の焼き直しと感じますが... どうでしょうか?

 

また、このアルバムやはり避けて通れないのはベース、ニールス・ベデルセンの存在だと思います。これほどベースの存在を感じることはないほど... しかし決して不自然でなくベースってカッコいいと単純に思ってベースラインに聞き入ってしまいます。ロン・カーターあたりも好きなプレーヤーですがちょっとまた違ったプレーヤーだと思います。

 

特にケニー・ドリューとの掛け合いが素晴らしいとも言えますがニールス・ベデルセン... これから要チェックしたいと思いました。

 

Jazz系のピアニスト、ウイントン・ケリー、バド・パウエル、デューク・ジョーダン... もちろんビル・エヴァンス... まだまだ深掘りしなくてはいけない感じであります。

 

過去のケニー・ドリュー記事もよろしければ一読ください!

yamatai.hatenablog.jp

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