レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

レコードをめぐる冒険 (Facing You/Keith Jarrett)

こんにちはYamataiです。

お盆休みいかがお過ごしでしょうか?私はせっかく時間があるので、ちょっと部屋の整理整頓をしてみたりしています。

 

CDとかも大分、減らしていますが全く聴かないもの結構ありどうするのか思案しています。あとCDは失くしやすいですね... "あれどこいった?"などとやりだすとあっという間に時間が過ぎたりします。

 

本題ですがキース・ジャレット... かなりはまった時期もあり2008年のコンサートにも行ったりしました。立派なホールで高価なチケットでしたがかなり奮発しました。時期的にはキースの長い闘病生活(慢性疲労症候群)からの久しぶりの復帰作”The Melody at Night with You"をリリースした後の来日でもありました。

 

このアルバムは別の機会にレビューしてみたいと思いますがアルバムの中のMy Wild Irish Roseという曲が好きでコンサートではまさか演らないと思っていましたがダメもとでやってくれないかと念じると... 奇跡が! 耳慣れた旋律を聞くと一瞬、耳を疑いました。

 

それがどうしたかと言われるとそれまでですが... こういうこともあるものだと... 奇跡 or 偶然とも言える幸運に恵まれたコンサートで思い出深いです。

 

あとちょっとロックやジャズのライブとは異なる点として... 咳払いなど極力控えるようにと... キースはかなり神経質なので気をつけてくださいと事前の注意もありちょっと違った意味で緊張しました。

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おっとレコードの話をしなくてはいけません。このFacing You、実は近所の骨董品屋、感じの良いスタンドライトがあったのでそれを買うついでにレジに持って行って... 実は売り物ではなく飾りとしておかれていたようでしたが、ちょっとお願いして譲っていただきました。

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盤には目に見える傷がありますが意外なことに音に影響が出ていません。このアルバム実はCDでも持っているのですが久しぶりキース・ジャレットを聞いてみようかと... 1971年、マイルズのグループを離れ彼自身の初のピアノ・ソロアルバムであります。このアルバム取り立てて

Side A

1. In Front 

2. Ritooria

3. Lalene

Side B

1. My Lady, My Chirld

2. Landscape for future Earth

3. Starbrght

4. Vapallia

5. Semblence

 

キース・ジャレットを聞き出したのは結構、昔でありがちですが"The Koln Concert"には深く感動しました。こんな美しい旋律を即興で... どのような形容詞も陳腐に聞こえるくらいものすごい衝撃を覚えたのを思い出します。

 

このアルバム、買った当初は何回聞いてもなんとなく理解しがたいとっつきにくさがあります。メロディアスなテーマからガラッと雰囲気が変わり... 曲としてはBGMとして聞いておくにはイラっとして聞き込んでも良さが分かりにく... ある時、遠出する時に車で特に高速道路で聞いているとなんとなくキースの即興的なフレーズが無機質に聞こえて不思議に奇妙ながら心地良く感じ、ドライブの時に聞くようになりました。

 

それ以降キースのCD、相当買いましたが... 現在は実はちょっと苦手です。やはり独特の世界観は私のような非先鋭的な音楽愛好家には敷居が高く感じてしまうのだと思います。独特の唸りも結構、突き放されているような気がして(このアルバムは唸りが少ないと思います)... 

 

当たり前の結論として高尚な音楽は聴き手にもそこそこ要求してくるのだと...

 

でもキース・ジャレット、難解な曲だけでなく心に染み入るような曲も多く、それらに関しては情景反射的に聴きたくなります。ちょっと夕刻、帰宅途中とか... そんな状況でキース・ジャレットの曲が無性に聴きたくなることが結構あったりします。

 

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