孤独な秋の夜長に… (SOLITUDE/WES MONGOMERY)
こんにちはYamataiです。
ウエス・モンゴメリーのアルバムのご紹介です。
SOLITUDEという2枚組アルバム。
去年、高円寺でふらりと立ち寄ったレコード屋さんで見つけました。2枚組なのにものすごく安く買えました。ジャッケットは薄汚れていましたがレコード自体に傷はなく、しかし残念ながらプチノイズは2枚ともわりと多めでしたがクリーニングして聞き込むとだいぶ改善されました。
曲目は
Record 1
Side A
4 ON 6
WES' RHYTHM
Side B
IMPRESSIONS
TO WHEN
Record 2
Side A
MISTER WALKER
TO DJANGO
Side B
HERE'S THAT RAINY DAY
'ROUND ABOUT MIDNIGHT
1965年3月パリでのライブ音源。68年のウエスの死後、発売されたアルバムでフランスのBYGレコードという会社からリリースされた貴重なライブ録音で構成されたアルバム。ウエス・モンゴメリーのギターテクニックを堪能できるアルバムでピアノのハロルド・メイバーン、ドラムスのジミー・ラブラコ、ベースのアーサー・ハーバーと気心の知れたメンバーと終始リラックスしながら演奏している様子が伺えます。
名盤、"A Day In The Life"やBumpin’も有無を言わせない存在感で今でも聞き応え十分ですがギタリストとしてのウエス・モンゴメリー、ライブ盤の雰囲気はスタジオとはまた違うエモーショナルな演奏を感じることができます。決して死後、未発表音源をレコード化した安易な企画の追悼盤ではないのは確かです。結論としてこのアルバム、"Solitude"ですがウエス・モンゴメリーの魅力を知るにはもってこいのアルバムではないでしょうか...当時は2枚組みといこともあって3600円で販売されていたようです。
1965年といえば全盛期の演奏だと思われますが本当に見てみたかったギタリストの一人です... 60年代後期、ジャズ界はウエス・モンゴメリーだけでなくジョン・コルトレーンといった巨人を失い否応なしに影がさしかかった時期でもありました。
さてさてウエス・モンゴメリーのアルバムは過去2回くらい紹介していますがレコード屋さんに行くと必ず棚をチェックする一人です。まだ紹介し切れていませんが追って取り上げていきたいと思います。CDも結構ありますがこのブログのタイトルがレコードをめぐる冒険としたために手持ちCDのレコード版を鋭意、都内レコード店で探索中です。普通と逆ですが…
ジャズギターの始祖... (ミントン・ハウスのチャーリー・クリスチャン)
こんにちは!
先月5枚購入で10%引きの際、購入した1枚がこちらです。
盤質はAですが若干ノイズがあります。おそらくはオリジナルの録音状態も今ほどでなかったことを推定すると悪くないのかもしれません。
ジャズ史上の名盤といわれるアルバムのようですが戦前のアルバムでテープレコーダーがなく携帯用ディスクレコーダー(ディスクに針で刻みつける)というもので録音されているとのことで本当に時代を感じさせます。記録によると1941年5月数夜に渡った行われたニューヨークのハーレムのミントンハウスとクラーク・モンローのアップタウン・ハウスで行われたジャムセッションの幾つかをセレクトしたものであります。
ピアノは同じくジャズの巨人と言えるセロニアン・モンクであります。
曲目は
Side - A
1. Swing To Bop
2. Stopin' At The Savoy
3. Up On Teddy's Hill
Side - B
1. Stardust(I)
2. Kerouac
3. Stardust (II)
4. Guy's Got To Go
5. Lips Flips
チャーリー・クリスチャンですが多くのジャズ・ギタープレーヤーに影響を及ぼしたのは周知の事実ですが当時、ギターが一定してリズム、コードを刻む楽器という立ち位置からサックスのようにフレーズを作り出す役目に変えジャズギターの始祖と言われています。
ベニー・グッドマン楽団のメンバーでありましたが活躍していた時期が非常に短くわずか25歳で他界。伝説のギタリストとも言えます。ジャンゴ・ラインハルト、ウェス・モンゴメリーとジャズギターの認知度を高めることに貢献した3大ギタリストとも言えます。
このアルバムの中で繰り広げられる白熱のジャムセッションが後のモダンジャズの礎となりジャズ史上に残るアルバムといわれますが... 正直まだこのアルバムの凄さ理解できていません。なんか古臭くロックで言えばロバート・ジョンソンを聞いているような... そんな音源に思えます。
チャーリー・クリスチャンのフレーズの凄さなどギターを弾く人であれば響くところなのかもしれません。このアルバム、やはりちょっと”取扱注意”かもしれません。ちょっと素人ジャズリスナーには歴史を検証するくらいの気持ちでないと割り切れないかもしれません。
ジャズの歴史的文脈からこのアルバムの重要性は理解できますが堪能できるまでまだ時間がかかるのでは... 勉強しないといけません。
枯葉が気になる季節が... (チェット・ベイカー/枯葉)
こんにちはYamataiです。
今週あたりからすっかり冷え込んでまいりました。
昼はまだ半袖だったりしますが夕刻につれて肌寒く感じます。
そんな季節、まだ少し気がはやいのですがこのレコードかなり聞き込んでいます。
先月、新宿のディスクユニオンで購入した5枚の中の1枚。掟破りの1000円越えの1400円、10%引きだとしても... このアルバムの魅力の前では例外ということで自分を甘やかし購入してしまいました。
曲目です...
実はタイトルはShe Was Too Good To Meとなっています。
Side 1
Autumn Leaves
She Was Too Good To Me
Funk In Deep Freeze
Side 2
Tangerrine
With A Song In My Heart
What'll I Do
It's You Or No One
参加メンバーがポール・デスモンド、ロン・カーター、ボブ・ジェイムス、スティーブ・ガット等、豪華な顔ぶれです。
盤面はAランクでありながらプチノイズが多く、ちょっと焦りましたがきれいに拭いて聞き込んでいくうちにAランクとしてはほぼ問題ない状態となりました。ジャケットもきれいな状態で帯も残しているので、かなり大事にされていたものだと思います。
チェット・ベイカー、大人気のトランペッターですが歌うことでも有名です。マイルズ・デイビス、アート・ファーマーと大御所を聞いておりますがまた違った魅力に溢れています。生涯、ドラッグの影が付きまとい引退、復帰を繰り返し、また中性的なボーカルでも評価が高く、本当意味でのスタートいえる存在です。個人的には中古のレコードも人気で高値で中々縁がありません。
よく言われる楽器でありながら"よく歌う"と評される解説がありますがチェット・ベイカーのトランペットは本当にそう感じたりします。ポール・デスモンドにも感じるニュアンスですが実は彼自身はチェット・ベーカーを相当、崇拝していたと言われています。
日本版でタイトルになっているAutumn Leaves(枯葉)ですがアルバムトップにあるだけに名演です。アルバムのその他の曲では甘いボーカル曲もありながら全曲、手抜きなしの素晴らしいアルバムであります。例のサン・フランシスコで麻薬中毒者に麻薬の代金を取り上げられ歯を抜き取られ麻薬を諦めるか死ぬか迫られた事件以来のアルバムだということです。
有名なアーティストにドラッグ、アルコールなどの影が付きまとうのは世の常と言えますがなんとも理解できないある意味一般人には理解できないストレス、葛藤に溢れた日常があるのだと... その苦悩の産物を享受させてもらっていると考えると... なんかできること... 地道に中古レコードを買って紹介していく... 実に微力ではありますが...
アルバムの中の写真。アルバムのカバー(写真)と同サイズのプリントが$1.50で販売もされていたようです。この顔写真の下にその記載があります。この当時のチェット・ベイカー、年齢以上(40歳前後と推定されますが)に年輪が刻まれている気がしますが...
このアルバム、誰しもが認める文句ない名盤ですが正統的なJazzと言うより70年代に主流となるフュージョン的なエッセンスが感じられ大変、聴きやすいアルバムだと思いまます。
毎年、Autumn Leavesを聞くこと季節になるとあっという間に年末が来てしまいます。今年もその季節が来たと思うと... この曲好きなのですが時間が過ぎるのも早すぎると感じる今日この頃であります。
レコードをめぐる冒険 (THE SUMMER KNOWS/ART FARMER)
こんにちはYamataiです。
邦題、"思い出の夏"、先週の新宿のディスク・ユニオンで購入した中の1枚です。ランクは掟破りのBでしたが訳があります。このアルバム欲しくてCDを高値でアマゾンで注文していたのですが待つこと2ヶ月... アート・ファーマーの隠れた名作と誉れ高い作品ですがApple Musicにもない状況でした。珍しい日本のレコードレーベルからのアルバムなので入手が困難なのはわかるのですがそれにしても...
しかし念ずれば通じるのか出会ってしまいました。しかしBランクとちょっと考えましたが値段はお約束の1000円を大幅に下回りしかも5枚買えば10%オフだったので購入。
音質はクリーニングしてかなりプチノイズは減少しました。Bランクでも盤質はそんなに悪くないのだと...
曲目です。
Side: 1
1. THE SUMMER KNOWS(思い出の夏)
2. MANHA DO CARNAVAL(カーニバルの朝〜「黒いオルフェ」)
3. ALFIE
Side: 2
1. WHEN I FALL IN LOVE
2. DITTY
3. I SHOULD CARE
B.バカラックのAlfieですが昔、田村正和のドラマ「協奏曲」の主題歌でヴァネッサ・ウィリアムスが歌っていたのを思い出します。美し曲です。ビル・エヴァンスもカバーしていたりします。あとタイトルのThe Summer Knowsも同名の映画のためにM.ルグランが作曲したバーラードで文句なしに美しい曲です。
全体が甘いムード音楽的に傾向もありますがDitty、I Shoud Careなどファーマー以外のプレーヤーの力量が感じられる決して甘いだけのアルバムではないのが判ります。ラスト2曲が絶妙なバランスを作り出しているのかもしれません。
このEAST WINDという日本のレコード制作会社、70年台半ば日本の経済が成長する伸び代があった時代に誕生したようです。日本人プロデューサーがアメリカのミュージシャンの作品を企画し商品化するという... 自動車会社がプラザ合意の後、海外に進出したのはもう少し後であり...
そう意味でかなり日本人の趣向に合わせた作品で聴きやすいのが納得です。フュージョン、AOR的なサウンドがもてはやされて時代にある意味迎合しているのかもしれません。
それにしてもアート・ファーマーのフリューゲル・ホーンはまさにバラードのための音色だと... メローで角の取れた音色、夏の終わりに哀愁が漂います。
このほかにEAST WIND企画のアルバムが3枚あるようですが入手出来ればラッキーですが... この種の運に関しては結構あると思うので出会う日が来るかもしれません。特に"Yesteday's Thought"はあったら即買いしたいものです。
実は一昨日、中野のDisk UnionでThe Summer KnowsのAランク盤を見つけました。買うのは踏みとどまりましたが値段は予算内...
どうしようか考えています。2枚あっても... でももし好きな人がいればプレゼントしてもいいしなぁと... 訳のわからない理由をこじつけて買いに行こうとしている自分に呆れています。
レコードをめぐる冒険 ('Round About Midnight/Miles Davis)
こんにちはYamataiです。
先週、新宿のディスクユニオンで5枚買うと10%と...
私の好きなギター系の盤はあまりなくどうしようか思案していましたが...
そんな時は以外と出会いがあったりするのです。結局、5枚、出物を購入しましたが順次紹介いたしますが(紹介し忘れるかもしれませんが)...
さてついにマイルズの盤、予算内の1000円以下で見つけました。
コロンビア移籍後の第一弾アルバム。講評するのも気がひける名作です。盤質はA、実際、ノイズもほぼなし。モノラル盤(Monauralと表記されています)でSX-68MARKIIというテクノロジーが搭載されているらしいのですが...
西独ノイマン社製カッティング・ヘッドSX-68と、ソニー音響技術陣が新開発した全トランジスタ・アンプ及びトーンコントロール・ユニットにより構成される最新鋭のカッティングシステムです。その優れた諸特性は、歪みのないツヤやかな音で、原音のイメージの最も忠実な再現に成功しました。
と長い引用になりましたがその高音質を実現するテクノロジーを享受できているか?我が家のリスニング環境では甚だ疑問ですが... そう言われると良い音に...
ジャケットもマイルズのアルバムの中でもかなり好みであります。イカします。飾っておくだけで雰囲気があります。
ではでは曲目とメンバーは...
Side A
'Round Midnight
Ah-Leu-Cha
All of You
Side B
Bye Bye Blackbird
Tadd's Delight
Dear Old Stockholm
マイルズ・デイビス(トランペット)、ジョン・コルトレーン(テナーサックス)、レッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバーズ(ベース)、"フィリー・ジョー"・ジョーンズ(ドラム)
と文句のつけようのないクインテットです。
曲目もイカしています... 懐かしい響きですが'Round Midnightから最後のDear Old Stockholmとこのアルバムとんがり過ぎていないジャズの王道を歩んでいる感がたまりません。Jazzを聴き始めた人にも大変、聴きやすくオススメであります。
このアルバムのマイルズのミュート奏法(エコーが出ない吹き方といえば良いのでしょうか?)、若きコルトレーンの稚拙なソロ... いろいろ着目点はあるのでしょうが...
このアルバム、個人的には1日中かけっぱなしでも飽きない毎日食べても飽きないカレーライスとでもいうのか... 数年後にリリースされる超名盤、Kind of Blueがどちらかというと緊張を強いる格式の高い料理?いや違うなぁー。鰻でしょうか?好きだけど毎日は食べれない...
ひょとしたら無人島持って行く一枚に選ぶかもしれません。前はデレク&ドミノーズの"いとしのレイラ”でしたが...
レコードをめぐる冒険 (Alone Together/Jim Hall - Ron Carter Duo)
こんにちはYamataiです。
やはりこのアルバム、避けて通れません。
ある意味前回紹介したレッド・ミッチェルとのデュオアルバムより聴きやすく選曲も有名スタンダード揃いであります。1972年の4月、ニューヨークのプレイボーイクラブでのライブの模様を収めたライブ盤ですがその録音状態が非常に良いこと... 観衆の拍手など後から入れているのではないかと思えるほど完成度の高い録音、また演奏なのが驚きです。
ライナーノーツによると...
この種の静かな演奏は一見スタジオ録音のほうがよく思えるが、いい聴衆を前にしてそのリアクションがプレイヤーに伝わることで演奏に一層の輝きを与えるものである...
納得であります。
ちなみにCDもだいぶ前に入手しておりましたが、あまりにも好きなアルバムだったのでいい状態のレコードを新宿のdisc unionで見つけた時は迷わず手に取っていました。今までよく聴きこまれた感じのものは見かけはしましたがなかなかチャンスがなかったとも言えます。このパターンで最近、アランフェス協奏曲、Undercurrentも買ってしまいました。
楽曲紹介です。
A
1. St. Thomas
2. Alone Together
3. Receipt, Please
4. I'll Remeber April
B
1. Softly As In A Morning Sunrise
2. Whose Blues
3. Prelude To Kiss
4. Autumn Leaves (枯葉)
A1はソニー・ロリンズのオリジナル、A3がロン・カーターのオリジナル、B2がジム・ホールとそれ以外は全てスタンダードと隙のない選曲であります。このライブ、今もし生で聴けたら... 悔いはありません、5万円くらいは払うかもしれません。
話は少しそれますが古めかしいライナーノーツに演奏者紹介としてジム・ホールのことが綴られていますが62年にアート・ファーマーとカルテットを結成し好評でありながらその当時がいちばん苦しかったと... ジムが語っているとの記述があります。ジム自身がアートの芸術を引き下げているような気がして... あまり口にしなかった酒の呷るように飲み作曲からも遠ざかった時期、身体もおかしくなり医者から酒を辞めれば治ると言われやめた...
ジム・ホール、やはりすごいのはそこで酒を断ちことができた... 変なことに感心していますが多くのジャズ、ロック系のプレーヤーが深刻なアルコール中毒でキャリアにダメージを与えるのとはちがい... 一線を越えない...
ちなみにアート・ファーマーとは6年後アルバムをリリース、その頃のジムの心境はどのようなものだったのか?興味深いです。
ジム・ホールの70年代はこのアルバムの他にもアランフェス協奏曲、コミットメント(
これはアート・ファーマー、ポール・デスモンド等参加の豪華アルバム)など名作をリリースし正に円熟期だったと...
それにしても1年早いものでAutumn Leave (枯れ葉)の季節が近づいてきました...
このペースで行くとあっという間におじさんです(すでに?)...
レコードをめぐる冒険 (Live At Sweet Basil/Jim Hall & Red Michell)
こんにちはYamataiです。
台風一過、暑くなりそうな1日ですが季節は確実に秋となりました。
このレコードは夏に買いましたがしばらく封印しておりました。理由は1回聞いてみてすぐにはピンとこなかったので時間があるときにと... ちょっと寝かしておきました。
ジム・ホールとレッド・ミッチェル(ベース)のデュオ・セッションのライブアルバムであります。80年代に創立されたジャズ専門のレーベル、アーティストハウスからリリースされたアルバムで発売元はキングレコード、2500円で当時は売られてたみたいです。新宿のDisk UnionでAランクで盤質はチリノイズが少しありますが聞いているうちに消えると思います。レコードのチリノイズは何回も聞くのが一番効果的だとどこかのサイトで読んだのですが確かに、いまのところ我が家でもその効果は確認されています)。
恐ろしく地味なジャッケット写真です...
こちらは裏ジャケットです。
レッド・ミッチェル、なかなか神がかった容貌の方であります。数々の名盤にその名が綴られているプレイヤーであります。
曲目は
Side1
1. Big Blues
なんとも耳に残る曲です。
2. Beatiful
レッド・ミッチェル作曲の美しい曲であります。
3. Walts New
Side2
1. Fly Me To The Moon この曲、ミーハーですが好きです。しかもジム・ホールとなればそれだけで買ってしまったようなもんです。
2. Blue Dove
原曲はメキシコの民謡だそうです。秋の静かな夜に聞いたら良い曲です。ポール・デスモンドもカバーしているようです。
3. Osaka Express
新幹線、最近に乗っていないのですが... ちょっとJRの在来線の喧騒を思い出させる気もしますが... ライナーノーツによるとジムのオリジナルで何度か日本にも来日している彼が日本の印象を基に作った曲だということ... それ以外のはずもないとは思いますが... 外国の方、新幹線は私の知る限り皆さん高い興味を示します。その快適な移動手段、当たり前だと思っている日本人は幸せなことなのだろうと... 話が逸れましたが思ったりします。新幹線... なんといっても曲作りするほどインスパイアされるのだからすごい... と言っていいのかもしれません。
そいえばBig Bluesはジム・ホールのオリジナルでアート・ファーマーのアルバムに参加しているアルバムでも演奏しています。しつこいようですがテーマが結構、頭にこびりついて離れないタイプの曲で徐々に惹かれていくタイプの曲です。なんか刑事ドラマに合いそうな気がします...
ライブ盤でベースとのデュオということでAlone Togetherというロン・カーターとの名作を思い起こす本作ですが比較するとなんともAlone Togetherよりさらにリラックスした雰囲気が全体に感じられます。
なかなかの佳作ぞろいであるのとギターとベースのインタープレイが映えわたる名盤だと思います。ですがこのアルバムに対してまだまだ語る域に達していないような気がします。これからもまだまだ聞き込んでいかないと本当の良さがわからないのかもしれません。