今は手元にない思い出のアルバム:Truth (Jeff Beck )
こんにちはYamataiです。
ギタリストといえばクラプトン押しですが(厳密にギタリストの枠にはめるには抵抗もありますが...) 特に3大ギタリストと言われた他の2人、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジのアルバムも結構、買っていた記憶があります。中学生時代に集めたブリティシュロック系もレコード、高校時代には遊ぶお金欲しさに売ってしましました。あの頃の心境は複雑でありました。当然、今では後悔していますが...
さて3大ギタリストの1人、Jeff Beck、第1期ジェフ・ベックグループの2枚のアルバムは所有していました。特に"Truth"、愛聴してました。このバンドのメンバーがすごい... ロッド・スチュアート、ロン・ウッド(この時はベーシスト)、ドラムはミック・ウォーラー、その前はエンズレイ・ダンバー、彼はプロデューサーのミッキー・モストのポップ路線が気に入らず2枚目のシングルをリリース後、脱退してしまったようです。TruthのBeck's Boleroは別のメンバーで録音されていてメンバーが凄い。キース・ムーン、ジョン・ポール・ジョーンズ、ニッキー・ホプキンス(このアルバム後、正式メンバーになる)、作曲したジミー・ペイジがなんとリズムギターで参加しています。
アルバムは全体にわたりブルーズの影響を感じさせるハードロックのお手本のような名盤であります。ポップ路線のプロデューサーがドノヴァンのレコーディングで忙しかったことが幸いして、このアルバム、ジェフの意向でブルーズ色が強まったと言われています。
興味深いことは彼らのマネージャーがピーター・グラントという有名な敏腕マネージャーであり、この人、ツェッペリンの生みの親と言われた人だったことから... やはり、その疑惑は湧くのですが...
まぁ歳の近い同じあたりに住んでいたギター好きの若者が... しかも同じバンドに在籍していたこともあるような2人ですから音楽性は近いはずですが...
またレッド・ツェッペリンのファーストアルバムでもYou Shook Meが取り上げられていることかや、ツェッペリンのファーストアルバムの完成したばかりのテープをジミー・ペイジがジェフ・ベックに聞かせたところ... ジェフは悲しい顔で”これを本当に出すのか?”と聞いた話のエピソードなど当時のハードロックの幕が開ける混沌とし状況が伺われます。
せっかくなんで、ちょっと比較してみましょう...
ここ10年、クラプトンからさらにブルーズの源流をたどり始めると... ようやく1つの重要な事実に気付かされます... 私の好きなヒーローのヒーローは凄い...
本題に戻りましょう... このアルバムTruth、後のハードロックに多大な影響を与えた名盤としてブリティシュロック好きには避けて通れないアルバムだといえます。久々に聞くとロッド、ジェフとも実に若々しく... 特にロッドのしゃがれたヴォーカルたまりません。
個人的にはこれくらいがお腹いっぱいでした。さらに進化していくハードロック、そしてヘビーメタリック、ツェッペリン、ディープ・パープルとかなんとなくスルーしていきました。結果、ロック系の音楽と離れていきました。何かロックが心に沁みない歳になったのかもしれませんが... 高校生にしては随分生意気でありました。
中古レコード爆買い(その1)
こんにちはYamataiです。
1週間前ですかねカメラの修理の引き取りのついでに御茶ノ水のディスクユニオン、JazzTOKYOに立ち寄りました。いやいやあるある... 誘惑の魔の手がそこには待ち構えていました。結局7枚を購入しました。合計で4700円です。盤質は一枚だけBでしたが他は全てAランクとさすがの品揃えでありました。
どうしても欲しかったジム・ホールのCommitmentが盤質Bでしたが... ついにBランクに手を出してしまいました。今までAランクでも結構、ブツブツうるさいのもあったし... 結果は全然、大丈夫でした。おそらく犬の耳を持った人であれば聞こえるなんかがあるのかもしれませんが.... 個人的には全くオーライでありました。
いやーこれだけ欲しいレコードを一気買い、個人的には爆買いとも言える行為に出てしまいました。帰りにちょっと重いディスクユニオンのビニール袋を抱えてニヤついていたのかもしれません。完全にヤバいおじさんですね...
中古レコードに関していつも思うのですが...
レコードを大事にしていた人が売った、または亡くなられ親族の方が処分された... いろいろな経由で私が入手しているのでしょう。大事に聴きたいと思っています。
金曜日のJazz Standard (Come Rain or Come Shine)
こんにちはYamataiです。
Come Rain or Come Shineという有名なスタンダード曲ですが最初に聞いたのがビル・エヴァンスの名アルバム、"ポートレート・イン・ジャズ"でした。恥ずかしながら、 この曲がこれほどのカバーされているスタンダード曲だと知ったのが結構、最近であります。あれどっかで聞いたこのある曲だと...
20歳を過ぎてから耳が衰えたのか感性が鈍ったのか長きにわたり音楽を積極的に聞かなくなり... 10年くらい前からJazzを聴き始め、ここ数年はまた若い頃のように音楽を聴きまくっています。ジャズは古い音楽だと言われますが古い人間には違和感なくその歴史の深み、ある意味、心地よく嵌まれるのであります。
さて私の好みのカバー曲ご紹介しましょう...
ビル・エヴァンス
ポートレート・イン・ジャズ、よく聞きました。いや今でも聞きます。ハイレゾ音源でも所有していますがちょっと身に余る高音質です。このレコードをほしいのですが結構、見つけるたびその高値にため息をつくばかりです。
モニカ・ゼダールンド&ビル・エヴァンス・トリオ
スウェーデンの有名女性歌手&女優であるモニカ・ゼダールンドとの共演。ビルにしてはちょっと軽快なタッチ、やはり美人歌手の伴奏、嬉しいのでしょうか?これはこれで良いものです。
ウェス・モンゴメリー
これも渋いウェス・モンゴメリーによるカバー。このアルバムも中古レコード探してますが今の所、状態の良いものに出くわしません。Jazzにおけるギターの立ち位置を押し上げた人。彼の功績はやはりすごい!と思わせる名演であります。テナー・サックス、ジョニー・グリフィスとウィントン・ケリーのピアノと中々の人選。ウィントン・ケリーはマイルズのKind of BlueでFreddie Freeloaderという曲だけ参加しているんです、この曲がすごい好きです(ずっとエヴァンスだと思っていましたが...)。
ビリー・ホリデイ
やはりビリー・ホリデイの歌声、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ボーンのちょっと安心できるような懐の深さとちょっと違った、背筋を伸ばさないといけない気がしてしまうのはなぜでしょうか?ビリー・ホリデイといえば村上春樹氏の雑文集、"ビリー・ホリディの話”を思い出します。このエッセイ、どこかで読んだ気がしていましたがこの雑文集に入っていて買ってよかったなと思います。これはちょっと悲しい話です... この話は春樹氏が若い人に"ジャズってどういう音楽ですか?"と聞かれ... 要は答えなのですが.. . なんか良い話です。ぜひお読みください...
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
このアルバムも愛聴盤です。ちょっと過去の話ですが取引先の年配の人と食事する機会がありに音楽話になり...当然、ジャズ話に花が咲き...
"君、アート・ブレイキー聞くのか!" と驚かれ喜ばれ、ベロンベロンになるまで美味しいお酒をご馳走になったのを思い出します。
このアルバム、いつ聞いても強壮剤のように元気になります。
Come Rain or Come Shine 、そのタイトルのRainから梅雨時にぴったりのスタンダート曲と思いましたがこれは実際、雨を歌った曲ではなく、邦題が、"降ったも晴れても"... つまりは何があろうとあなたを愛しますと強い思いを綴ったラブソングなのであります。
今回改めてヴォーカルありのカバーも多数聞きましたがこれもまたかなり違った意味で魅力的だと感じました。ジャズヴォーカル、ちょっと敬遠気味だったのですが腰を据えて聞いてみようかなぁとも思いました。
それではまた!
May You Neverというクラプトンがカバーした曲
こんにちはYamataiです。
エリック・クラプトンのどの曲が好きか?あまりにも多く考えたことがありません。実はクラプトンですがその長いキャリアの中で実に多くのカバー曲があります。
例えば、J.J.ケール、ボブ・マーリー、ジミ・ヘンドリックス、ボブ・ディラン、エルトン・ジョン、ジェームス・テイラー、スティービー・ワンダー、ロバート・ジョンソン、B.B. キング... 変わったところではYMOなど...
まぁーよくもこれほどの... キャリアが長いので当然ですがクラプトンほどカバー曲を多く採用した人も珍しい気もしますが...
身びいきですがオリジナルを超える、違った魅力を醸し出している名演も多いと思います。
思い起こせばクラプトン初心者の中学生の時分にはやはりこのことが気に掛かってしまいました。クレジットを見てはぁーとため息をつく。この人、自分で良い曲作れるのになんで他人の曲を歌うのだろうか... ひょっとして...
色々余計な心配をしたものです。やはりレノン・マッカートニー、ジャガー・リチャードとオリジナル曲を作るアーティストが最高であると刷り込まれていたのだと思います。
そんな頑な考えが完全に取り払われたのは結構、最近かもしれません。やはりジャズを聴くようになってから音楽に対する間口が結構広がったような気がします。ジャズは名曲でなく名演なのだとよく言われますが... ジャズ以外の世界でも同様ではないかと思います。
そう思い直し音楽を聴くとクラプトンのカバー曲、結構、魅力を感じたりします。なんか適度に力が抜けていて良い感じに聞こえます。
長い前振りでしたが本題です。今回取り上げるのはカバー曲でもシングルヒットしたりした有名なものでありません。"May You Never"という伝説の英国のシンガー、ジョン・マーティンの作品です。ロック、ブルーズ、ジャズの要素をいち早く取り入れた、大変、才能に溢れたアーティストでありました。2009年に60歳で亡くなっていますが40年以上にわたって21枚のアルバムをリリースしている凄い人ですが、なぜか、日本では馴染みが薄い人です。死の直前には長年の功績に対して大英帝国勲章が授与される予定だったそうです。
アルバム、スローハンドですがアルバム全体を通してクラプトンの脱力感が際立っている気がします。彼の作品には例外的にブルーズ曲が少なく前作の "There's One in Every Crowd"よりもまとまったアルバムであります。パティボイドに送った名曲"Wonderful Tonight"がこのアルバムに含まれます。
通のファンの間ではこのアルバム実は評価が低いらしいです。少ないコードでポップなお気軽な曲を集めた脱力した... クラプトンも地に落ちた... こんな辛辣の評価もありますが売り上げは悪くなかったようです。
アルバムの話はまたどこかでしたいほど実は好きなアルバムです。
さて"May You Never "、この歌詞が誰に宛てているのか今ひとつわからない?解釈の幅が広いというか?ちょっと解明したくなります。
曲調は心地よいテンポのG. F. C. Amと基本4つのコード素直な曲であります。このシンプルでありきたりなコード進行の曲をクラプトンにふさわしくないと思った人も多いようですが... 確かに即興的に延々と激しいギターソロを演じていたクリーム時代とは真逆の感はありますが...
ちなみにこの曲、クラプトン以外でもこんな人たちが...
ロッド・スチュアート
クラスにいても友達にならないタイプの筆頭ですがマギー・メイは好きです... 思い出すと、あれれ彼のLP何枚か持ってたなぁー 最初のジェフ・ベック・グループのヴォーカリストでありました。個人的にはLed Zeppelinよりも無骨で荒削りな音で好きでしたが... 時代は...
ポール・コゾフ
こちらも伝説のフリーのギタリスト、ポール・コゾフのカバーというかジョン・マーティンこと共演してます!と言ってもほぼ伴奏だけです。
さてMay You Never、クラプトンがどのような経緯でカバーしたのか... あまりここら辺の情報はないですね... 知る限りでは... 当然、相当気に入っていて自身のアルバムにまで入れたと思われます。
あえてシンプルな4コードの曲をカバー、アルバムのタイトルはかつて神と言われた時代につけられたニックネーム、スローハンド(手の動きが早すぎて遅く見えたと言われている伝説)... この当時のまだ尖ったギタープレイを期待する向きに対してクラプトンなりの答えだったのかもしれません。
吉報... カメラ(α7s)修理完了...
こんにちはYamataiです。
昨日、修理が完了したα7sをソニーのサービスセンターに取りに行きました。
修理依頼から驚くべきことに翌日には見積もりの連絡いただき、5日後に完了したと連絡をもらいました。修理と言っても無残に削れてしまったトップカバーの部品交換だけなので比較的簡単だったのかもしれませんが...
週末はバタバタして忙しく、すぐには取りに行けず、昨日、ようやく引き取りに伺いました。 請求書の連絡欄にこのような記載がありました。
各部動作テストいたしました。一緒にお預かりのレンズは正常動作を確認しました。バッテリーは充電いたしました。
なかなか素晴らしいサービスであります。おもてなしとも言えるきめ細かいサービスだと思います。
こんなの当たり前だと感じる方もいるかと思いますが... 個人的には非常に良いサービスであると感じています。以前、他社で修理をお願いした際は余計な付属物、バッテリー、SDカード、レンズは絶対に外してくださいと言われた気もします。多分その方が管理しやすいからだと思います。それも一理あると思いますがソニーさんは何も言わずあるがままの状態で預かられてました。
実は一緒に預けたレンズもカメラと一緒に落下させているので、今回はレンズの動作確認までしてもらったのは良かったです。実はその件は言うのは忘れていたので、しかもレンズは保証期間はとうに過ぎています。
このサービスの良し悪しは人により評価が異なるでしょうが、今回のケースにおいてはある意味完璧だと思います。改めて依頼しようとしたレンズの点検もしてもらい、残量20%を切っていたバッテリーも充電してもらい(ちょうど帰り道、写真を撮ろうと思い予備バッテリーを持参していましたが...)。つまり私の意図を完璧にとらえているような心配りだと... 何かサービスマニュアルとかあるのでしょうか?
今回の経験を生かすべく外されたトップカバーもいただいてきました。落し物の多い人生ですがカメラはもう落とさないぞと心に誓っております。
帰り道、早速お気に入りのFE 1.8/85mmをマウントして何枚か撮りました。ストラップを外していたのでちょっと不安でしたが... このようなケースではα7やはりII型のグリップの方が安心ですが... 普段はストラップをつけるので大丈夫ですが...
お世話になった秋葉原のソニーサービスセンターの近くやはりこういった光景に出くわします。外人さんが着ぐるみ着てカートで楽しそうに走行していました。
レンズですが85mm、なかなか使いどころが限られますが、その写りは好きです。今ではiPhone7でもポートレートモードなどすごい機能があり一眼並みの写真も撮れますが... 話を無理やり繋げましたが...
気になるニュースのリンクです。
市場規模が10年前の5分の1になったというのも驚くべき話です。しかし、スマホがカメラの代替となりInstagramがここまでユーザーを増やしている現実を考えると写真を楽しむ人が増えているのも確かであります。
んーなんでしょう... 写真を楽しむ人がいる限りカメラメーカーも安泰だと思いきや... デジタル化で収益構造が大きく変化し... 家電化し... 魅力がなくなり...
何だか私も2台もカメラを持っているのも無駄な気がしていますが... マニュアルカメラのライカと暗所でも高画質... 写りも気に入っているα7s... どちらかと言われても... 選べませんが...
Leica M-Dも最近、登場が少なくなりましたが... 今月あたりは写真撮りに行きたいなぁー... それでは!
書籍寸評(2017/6/6)
こんにちはYamataiです。
またまた書籍寸評です。と言ってもちょっと前に近所のブックオフで購入したものです。中古であり、中のページはちょいと黄色なっていますがカバー等は綺麗でありました。中古にしては800円と微妙な値付けとも思えましたが内容に納得し購入しました。
レコードコレクターズ増刊 マイルス・ディヴィス・ディスク・ガイド
- 作者: 村井康司
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2011/10/19
- メディア: 雑誌
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マイルズのリリースしたアルバムの解説だけでなく未発表音源、他のアーティストのアルバム参加の履歴、共演者たちのアルバムの解説などもあり当にマイルズの足跡とまたその周辺の事情など詳細に記載されているお値打ち本で。冒頭のMiles in Japanとタイトルされた写真の数々も時代とともに変わるスタイルが端的にわかる良いセレクションだと思います。
マイルズ本、巷にかなり溢れていますが、このレコードコレクターズ増刊のガイドブックは私のような今さらのマイルズファンには願ったりなコンテンツに溢れています。マイルズの魅力を若い世代にも広めるために、例えばパソコン等のIT本に他のタイトル出会った"猿でもわかるマイルズ・デイヴィス"とか"今さら聞けない... "等のタイトル版があっても良いのではないかと思ったりします。
それにしてもJazzですが... やはり敷居が高いとよく言われます。そこでよくわからないとお嘆きの貴兄にオススメはこちらであります。"大人のたしなみシリーズ"と雑誌GetNaviの特別編集本です。GetNaviってそういえば本屋さんで見たことがある?印象がいまひとつ薄い雑誌ですが... この特別編集本は力が入っております。なんと"ライブの聞き方"がわかるCD付きです。本書、基本的には全国の名Jazzスポットの紹介とアクティブなJazzファンにはちょうど良いガイド本となっています。
ジャズの教科書 ニッポンJAZZ紀行: おとなのたしなみシリーズ (Gakken Mook 大人のたしなみシリーズ)
- 作者: 学研パブリッシング
- 出版社/メーカー: 学研プラス 児童・幼児事業部 音楽事業室
- 発売日: 2015/03/30
- メディア: 単行本
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端的に言うと本書、どちらかというと"好きな音楽はJazzだ"とラ・ラ・ランドの主人公のように影のある男を演じたい人にオススメかと... 私の目的はそうではないのは 確かでありますが...
諸注意としてはこの手の本、彼女の訪問時に見つけられ
"へーー、こういうので勉強しているんだぁー"
と感心されたりすると、その手のやばい本が見つかるよりも恥ずかしかったりしますから本棚の奥にしまいましょう..
さてラ・ラ・ランド... 普段ロック好きの高校生の息子も未だに余韻に浸って"ピアノで"シティ・オブ・スター"を弾いています。そんな感動をもたらした名作... 8月に発売されるようです。
ピアノの楽譜もありますよー
書籍寸評(2017/6/5)
こんにちはYamataiです。
気になっている本屋さんが近所にありまして、そこは絵本専門店があります。行きたいと思いながら中々行けず、ようやく先日、その店の近くでランチをしたので寄ってみました。5歳の息子は本を読んでもらうのが好きで最近では"怪傑ゾロリ"が愛読書となっています。またしょちゅうミサイルが飛んできているのは"なぜかと"北アジア情勢の事をよく聞いてきます。そんな息子に分かり易く説明できる良い本を見つけました。
爆弾のすきな将軍 (Children & YA Books)
- 作者: ウンベルトエーコ,エウジェニオカルミ,Umberto Eco,Eugenio Carmi,海都洋子
- 出版社/メーカー: 六耀社
- 発売日: 2016/01
- メディア: 大型本
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近所のブックオフでゾロリの中古本は買えますが... たまには教育な見地からというよりは実は私も絵本が好きだったりします。絵本の多くは情報量が少ないですが、そこから読み取る 理解力、想像力が要求される気がします。
さてこの絵本の作者、U・エーコさん、イタリアの方です。哲学者、思想家、作家の肩書きをお持ちのボローニャ大学、ハーバード大学... 教鞭をとられています。えは同じくイタリアの方で画家、彫刻家、インダストリアルデザイナーであるエウジュニオ・カルミさん。作中のキャラクターが独特のタッチでシンボリックに描かれています。
作中に登場する将軍。それが誰か... 想像を掻き立てます。日本での初版は2016年と最近です。
将軍が爆弾を持つ... 必然的にそれを使いたくなる... 最悪のスパイラルですが.. 物語はアトモたちが閉じ込められた爆弾から逃げ出すことで最悪の事態は回避される... アトモは万物を構成する... 集まると分子となり...
しかしアトモが強い力で壊されると、ぶつかり合いものすごい爆発が起こる。これが原子爆弾となる...
息子にはまだ少し難解でしたが、これから何回も読み聞かせたり... 自分でも読むときがくると思います。
なぜ将軍が爆弾が好きになってしまったのか?そこが理解できないようでした... 暴れん坊将軍だからだと言っても語弊がありますし... そこは分かり易い説明を考えています。