吉報... カメラ(α7s)修理完了...
こんにちはYamataiです。
昨日、修理が完了したα7sをソニーのサービスセンターに取りに行きました。
修理依頼から驚くべきことに翌日には見積もりの連絡いただき、5日後に完了したと連絡をもらいました。修理と言っても無残に削れてしまったトップカバーの部品交換だけなので比較的簡単だったのかもしれませんが...
週末はバタバタして忙しく、すぐには取りに行けず、昨日、ようやく引き取りに伺いました。 請求書の連絡欄にこのような記載がありました。
各部動作テストいたしました。一緒にお預かりのレンズは正常動作を確認しました。バッテリーは充電いたしました。
なかなか素晴らしいサービスであります。おもてなしとも言えるきめ細かいサービスだと思います。
こんなの当たり前だと感じる方もいるかと思いますが... 個人的には非常に良いサービスであると感じています。以前、他社で修理をお願いした際は余計な付属物、バッテリー、SDカード、レンズは絶対に外してくださいと言われた気もします。多分その方が管理しやすいからだと思います。それも一理あると思いますがソニーさんは何も言わずあるがままの状態で預かられてました。
実は一緒に預けたレンズもカメラと一緒に落下させているので、今回はレンズの動作確認までしてもらったのは良かったです。実はその件は言うのは忘れていたので、しかもレンズは保証期間はとうに過ぎています。
このサービスの良し悪しは人により評価が異なるでしょうが、今回のケースにおいてはある意味完璧だと思います。改めて依頼しようとしたレンズの点検もしてもらい、残量20%を切っていたバッテリーも充電してもらい(ちょうど帰り道、写真を撮ろうと思い予備バッテリーを持参していましたが...)。つまり私の意図を完璧にとらえているような心配りだと... 何かサービスマニュアルとかあるのでしょうか?
今回の経験を生かすべく外されたトップカバーもいただいてきました。落し物の多い人生ですがカメラはもう落とさないぞと心に誓っております。
帰り道、早速お気に入りのFE 1.8/85mmをマウントして何枚か撮りました。ストラップを外していたのでちょっと不安でしたが... このようなケースではα7やはりII型のグリップの方が安心ですが... 普段はストラップをつけるので大丈夫ですが...
お世話になった秋葉原のソニーサービスセンターの近くやはりこういった光景に出くわします。外人さんが着ぐるみ着てカートで楽しそうに走行していました。
レンズですが85mm、なかなか使いどころが限られますが、その写りは好きです。今ではiPhone7でもポートレートモードなどすごい機能があり一眼並みの写真も撮れますが... 話を無理やり繋げましたが...
気になるニュースのリンクです。
市場規模が10年前の5分の1になったというのも驚くべき話です。しかし、スマホがカメラの代替となりInstagramがここまでユーザーを増やしている現実を考えると写真を楽しむ人が増えているのも確かであります。
んーなんでしょう... 写真を楽しむ人がいる限りカメラメーカーも安泰だと思いきや... デジタル化で収益構造が大きく変化し... 家電化し... 魅力がなくなり...
何だか私も2台もカメラを持っているのも無駄な気がしていますが... マニュアルカメラのライカと暗所でも高画質... 写りも気に入っているα7s... どちらかと言われても... 選べませんが...
Leica M-Dも最近、登場が少なくなりましたが... 今月あたりは写真撮りに行きたいなぁー... それでは!
書籍寸評(2017/6/6)
こんにちはYamataiです。
またまた書籍寸評です。と言ってもちょっと前に近所のブックオフで購入したものです。中古であり、中のページはちょいと黄色なっていますがカバー等は綺麗でありました。中古にしては800円と微妙な値付けとも思えましたが内容に納得し購入しました。
レコードコレクターズ増刊 マイルス・ディヴィス・ディスク・ガイド
- 作者: 村井康司
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2011/10/19
- メディア: 雑誌
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マイルズのリリースしたアルバムの解説だけでなく未発表音源、他のアーティストのアルバム参加の履歴、共演者たちのアルバムの解説などもあり当にマイルズの足跡とまたその周辺の事情など詳細に記載されているお値打ち本で。冒頭のMiles in Japanとタイトルされた写真の数々も時代とともに変わるスタイルが端的にわかる良いセレクションだと思います。
マイルズ本、巷にかなり溢れていますが、このレコードコレクターズ増刊のガイドブックは私のような今さらのマイルズファンには願ったりなコンテンツに溢れています。マイルズの魅力を若い世代にも広めるために、例えばパソコン等のIT本に他のタイトル出会った"猿でもわかるマイルズ・デイヴィス"とか"今さら聞けない... "等のタイトル版があっても良いのではないかと思ったりします。
それにしてもJazzですが... やはり敷居が高いとよく言われます。そこでよくわからないとお嘆きの貴兄にオススメはこちらであります。"大人のたしなみシリーズ"と雑誌GetNaviの特別編集本です。GetNaviってそういえば本屋さんで見たことがある?印象がいまひとつ薄い雑誌ですが... この特別編集本は力が入っております。なんと"ライブの聞き方"がわかるCD付きです。本書、基本的には全国の名Jazzスポットの紹介とアクティブなJazzファンにはちょうど良いガイド本となっています。
ジャズの教科書 ニッポンJAZZ紀行: おとなのたしなみシリーズ (Gakken Mook 大人のたしなみシリーズ)
- 作者: 学研パブリッシング
- 出版社/メーカー: 学研プラス 児童・幼児事業部 音楽事業室
- 発売日: 2015/03/30
- メディア: 単行本
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端的に言うと本書、どちらかというと"好きな音楽はJazzだ"とラ・ラ・ランドの主人公のように影のある男を演じたい人にオススメかと... 私の目的はそうではないのは 確かでありますが...
諸注意としてはこの手の本、彼女の訪問時に見つけられ
"へーー、こういうので勉強しているんだぁー"
と感心されたりすると、その手のやばい本が見つかるよりも恥ずかしかったりしますから本棚の奥にしまいましょう..
さてラ・ラ・ランド... 普段ロック好きの高校生の息子も未だに余韻に浸って"ピアノで"シティ・オブ・スター"を弾いています。そんな感動をもたらした名作... 8月に発売されるようです。
ピアノの楽譜もありますよー
書籍寸評(2017/6/5)
こんにちはYamataiです。
気になっている本屋さんが近所にありまして、そこは絵本専門店があります。行きたいと思いながら中々行けず、ようやく先日、その店の近くでランチをしたので寄ってみました。5歳の息子は本を読んでもらうのが好きで最近では"怪傑ゾロリ"が愛読書となっています。またしょちゅうミサイルが飛んできているのは"なぜかと"北アジア情勢の事をよく聞いてきます。そんな息子に分かり易く説明できる良い本を見つけました。
爆弾のすきな将軍 (Children & YA Books)
- 作者: ウンベルトエーコ,エウジェニオカルミ,Umberto Eco,Eugenio Carmi,海都洋子
- 出版社/メーカー: 六耀社
- 発売日: 2016/01
- メディア: 大型本
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近所のブックオフでゾロリの中古本は買えますが... たまには教育な見地からというよりは実は私も絵本が好きだったりします。絵本の多くは情報量が少ないですが、そこから読み取る 理解力、想像力が要求される気がします。
さてこの絵本の作者、U・エーコさん、イタリアの方です。哲学者、思想家、作家の肩書きをお持ちのボローニャ大学、ハーバード大学... 教鞭をとられています。えは同じくイタリアの方で画家、彫刻家、インダストリアルデザイナーであるエウジュニオ・カルミさん。作中のキャラクターが独特のタッチでシンボリックに描かれています。
作中に登場する将軍。それが誰か... 想像を掻き立てます。日本での初版は2016年と最近です。
将軍が爆弾を持つ... 必然的にそれを使いたくなる... 最悪のスパイラルですが.. 物語はアトモたちが閉じ込められた爆弾から逃げ出すことで最悪の事態は回避される... アトモは万物を構成する... 集まると分子となり...
しかしアトモが強い力で壊されると、ぶつかり合いものすごい爆発が起こる。これが原子爆弾となる...
息子にはまだ少し難解でしたが、これから何回も読み聞かせたり... 自分でも読むときがくると思います。
なぜ将軍が爆弾が好きになってしまったのか?そこが理解できないようでした... 暴れん坊将軍だからだと言っても語弊がありますし... そこは分かり易い説明を考えています。
さよならカール
こんにちはYamataiです。
最近の衝撃的なニュースといえば...
また一つ昭和の星が消えていきます...
昭和生まれにとってカールといえば子供時代、遠足のおやつのレギュラーでありました。いやそんな記憶が... いや好きだったけど... 実際は個人的には、カール... かさばってレギュラー入りを逃していました。
もっぱら友達から貰うカールはいつも口の中でモサモサとしていたのでありました。
やはり企業としてどのような経由であれ赤字の製品を切り捨てることは当然と言えます。しかし10年赤字であったのであれば今回の決定ちょっと後手に回った感も... 外野からいろいろ言うのは良くないのですが私の素朴な疑問として...
疑問1 なぜ四国工場なのか...
聞くところここ近年はポテト系スナックに押され赤字だったようで3年前から
ブランドの存続を検討していたようです。結論として四国工場のみで生産、流通の関係で東日本での販売中止が決まったようですが...売り上げ比率で西日本が東日本より多いといったばらつきがあるわけではないそうです。それではなぜ四国?ちょっと気になりますが企業秘密(コンフィデンシャル)ですかね...
疑問2 カールおじさんの処遇
カールおじさんなどのキャラクターは今後も使用されるようですが... カールが実質なくなるのにカールおじさんは残留とはいかがなものでしょうか?四国での生産が仮に終了したらカールおじさんは消滅するのでしょうか?またはこれを機にカールおじさんだけはキャラクターとして広告塔として他のお菓子のプロモーション用に使用されるのでしょうか?
疑問3 8月を前に消える?
すでに買い占めなども起こっており、すでに近所のスーパーでもこんな状態です。8月までは全国で生産されるので空いた棚にもカール待ちなのでしょうが今更、増産体制とはとなるのか?棚が埋まることはあるのか?
(幻滅には
疑問4カレー味の消滅
あとチーズ、薄味以外は終了... つまりカレーはなくなります。この決定にカレー好きの私には疑問が残りますが... 過去の売り上げに基づいているのか?生産上の都合でしょうか?
疑問5本当にやり尽くしたのか?
大人味や変形バージョンなど目先を変えた売り上げをテコ入れすべき施策も若干あったようですが本質的な革新、つまり低カロリー(若い女性向け)版、歯につかない"等のニューカール”など本質的な改良に取り組むなどの努力がなされていたのだろうか?おそらく大企業なのでそこらへんは織り込み済みで企画、試作等は試みてはいるのでしょう。しかし、 もう少し本質的なカールの進化、変革もトライし世に問うても良かった気がしますが...
おそらくは社内ではオリジナルカールを守ろうとする保守派と改革派が分かれていたりしたのでしょう... やはりかつては"屋台骨を支えたカールを粗末に扱うな"と叫ぶ社員の方もいたりして伝統企業ならではジレンマもあったのでしょうか?
結び 昭和がまた一つ消えていきます
昭和生まれとしてまた馴染みのアイテムが消えていくことに寂しさを感じますが(アマゾン等で入手可能であると思われる)。しかし、その寂しさを感じていながら一方で近年は競合他社のポテコを支持していました。なんといっても食べやすい。その他、ベビースターにも相当入れ込んでおりました(つまみとしてはベビースターです)。
しかし勝手ではありますが実に寂しいニュースです。10年にわたる不振...
その代表的な秀逸なCMの記憶が多くの昭和人間の脳裏に刻まれていながら、私のように実際は買い物かごに入れない消費者も多かったのでしょう...
ちょっと"遅きに失する"にならなければ良いですね...
さよならカール!
レコードコレクションを語る(その5:Cream)
こんにちはYamataiです。
人間、地道に頑張れば良いことがあります。
小確幸とも言える、これは事件です。
週末、近所のレコード屋さんでCreamのライブ盤、"LIVE CREAM VOLUME II"を見つけました。ジャッケットはかなり崩壊していますが盤質は良好でありました。値段はなんと... 100円であります!
結構、こういうことで運を使い切るタイプなのかもしれませんが... 気にはしていません。宝くじなんて下手に当たって人生を踏みはずより着実に生きていくことが身の丈だと思っております。
(カバーフォトはジム・マーシャル(Jim Marshall)。昨年、銀座のライカギャラリーで写真展が行われていました。この時代のロックの世界を数多く写真に収めた人です)
さてさてこのライブ盤。やはり凄いのはわかります。特にB面最後の曲"Hideway"は11分に及び延々と弾きまくるクラプトン、それ以上にジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの狂気を感じさせる演奏... こんなことを50年前に演っていたとは驚くばかりであります。基本的にジャズと同じテーマから始まりソロと移行するのですが... いつどう終わるのか?全く分かりません。
クリームですが実はライブ盤は初めて買いました。持っていたレコード、Wheel of Fireの2枚目がライブだったり、"Goodbye Cream"の中の何曲がライブ会場での曲だった記憶もありますが純然たるライブ盤は初めてです。それが中古で100円で買うのですから人生分からないものです。
このライブの頃はバンドの雰囲気は最悪だったようです。クリームのドキュメントフィルムで観ましたが、"ジャックとジンジャーは、それはもう子供の喧嘩状態だった”といったクラプトンが呆れたようなコメントとかありました。しかし本番になるとこんな演奏ができるとはプロとはこういうものでしょう。
しかしながら、このアルバム、長い"Hideway"を除いては割と短く抑えておりクリームの代表的な曲、White Room、Sun Shine of Your Love、Politicianとナイスな選曲であります。
クリームの活動期間が実質2年半だったのですが、もし、例えばビートルズのように名曲を量産できていればもうちょっと違う展開もあったのかもしれませんが... 楽曲作成をする力が当時のクラプトンにはまだ厳しかったのかもしれません。いやクリームはやはりジャック・ブルースがリーダーであり、根源的な問題がありましあ。それはリーダーが大嫌いなジンジャー・ベーカーがドラムを担当しベースとドラムのリズムセクションが完全に常時喧嘩状態のバンドなのですから続くわけがありません。バンドはまさに火の車(Wheel of Fire)状態であったのです...
2年半とはおそらくは仲の悪い人(特にジャック・ブルースとジンジャー・ベーカーの仲の悪さは有名)たちが妥協してなんとかやっていけるギリギリの期間なのかもしれません(嫌な会社も3年くらいは勤められるのようなものでしょうか?)。またクリームのライブの売りである、所謂インプロビゼーション(即興演奏)ですが冗長と言わざるをえず最後には本人たちだけでなくファンからも飽きられてきていたのしれない...
まさに60年後半の伝説と言えるユニットだとこの朽ち果てたジャケットの中古ライブ盤から垣間見ることができました。
このクリームの影響を受けたハードロックバンドが多く出てきますがトリオ編成のバンドは少ない?いるのかもわかりません。やはりかなり特異の編成の極めて短期間であったからこそ実現したユニットだったのだと... このライブ盤で感じました。
よろしければ過去記事もどうぞ!このライブから程なくクラプトン先生はこのSOLOを出しています。
悲報... カメラ(α7S)落下...
こんにちはYamataiです。
実は2週間前のドイツ滞在時にカメラを落としてしまいました。
小さなケースに入れていたのですがしっかり収まっておらずポトリと落としてしまいました。一緒にいた方も私の顔色を察してかなり心配してくれました。人生初のカメラ落下事故であります。幸い動作に問題がなく、その後(&帰国後)も使うことはできていました。
さて傷の具合、相当動揺していたらしく実はしばらくしてトップカバー、左右2カ所が削れているのに気付きました。α7の1型はアルミだと思われる金属的な材質なのでこうなるのも仕方ないのですが... 帰国後、フロントのダイアル(絞り値変更台あるというそうです)も何となくがたついている気がしました。
正常に動いているのでこのまま使用することも考えましたが...
やはり落下させているのでメーカーにチェックをしたもらった方が良いと思いSonyの秋葉原サービスセンターに持ち込みました。事前に電話で確認したところ部品交換等&必ず技術料は発生する旨、丁寧に説明してくれました。
さて昨日、早速、修理の所見と見積もりのご連絡いただきました。動作には幸い異常がなく傷はトップカバー交換となるようです。やはりお値段は張りますが全て進行してもらうべくお願いしました。
今回の反省...
- やはり仕事メインの旅には大事なカメラを持たない方が良いかもしれない。
- とはいえグレーゾーンの旅も今後増えるので使用しやすいケースorカバンを必ず持つ方が良い(今回のケースはひょっとしたら使えるかもと昔買ったコンパクトカメラ用のケースでα7Sでは少し窮屈であった)
- 実は私の用途ではそこそこの性能のコンパクトカメラ or iPhone7で事足りるのかもしれない...
反省しているのか否かわからなくなりましたが...
28mmあたりのコンパクトといえば...
RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175840
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
X70は発売1年くらいで製造中止になり今では高値であります。GRは現行モデルは何回も買っては売りを続けて... いいカメラなんだけど...
さてさえ余計な物欲を踏み潰してα7S、これからはもっと大事にしてあげようと思います!
せっかくなのでドイツの思い出の写真を...
実は上3枚はiPhone7で撮っています。
下の3枚はα7Sでの渾身のショットであります。
私のiPhoneとα7S、奇しくも画素数は1200万画素とほぼ同じです。恐ろしいことに日中に街中でスナップを撮る程度では画質の差がわかりいくい... 考えさせられるポイントと言えます。しかし暗所での撮影やRAWで撮影できるか否か... そう考えると... α7sに分があります(当然ですが)。
改めてiPhoneの凄さがわかります。最近ではLightroom MobileというアプリでRAW撮影もできるようですが... ここら辺は別の機会に話するかもしれませんが...
ではまた!
Clapton is God...
こんにちはYamataiです。
何度も申し上げますがエリック・クラプトンは好きであります。
これはもう中学生時代からの30年以上のファンです。
なぜそんなに好きなのか?思いつくところあげると...
ギターのフレーズが渋い
やはり名曲のフレーズすぐ頭にこびりついている... レイラ、サンシャイン・オブ・ユアラブ、コカイン、ワンダフル・トゥナイト、ティアーズ・イン・ヘブン... 印象的なギターのフレーズが目白押しであります。ジミ・ヘンドリックスや多くのギタリストがクラプトンよりもテクニカルな意味で優れているかもしれませんが... またフレーズはオリジナルでなく他者からインスパイアされたものもあるかもしれませんが... それでもクラプトンが奏でるフレーズはかっこよい&渋いと思えるのですが... 全く個人的な感想ですが...
ヴォーカルが渋い
やはりクラプトンの音楽的始祖はブルースです(ブルースでなくブルーズと発音すべきだそうですが)。そこでやはり表現者として歌えることは重要です。クラプトンの楽曲の魅力は何を隠そうヴォーカルでありクラプトンを評価しない人の多くはヴォーカリストとしても彼に魅力を感じない人だったりします。そのヴォーカルの魅力はやはりどちらかというと朴訥とした(特に初期の頃)、決してヴォーカル専門の人のような押し出しの強さでなく彼なりの声質を生かしたスタイルだと思いますが...
70−80年代のアルバムの中で何と言っても好きな曲が多い
レット・イット・グロー、アイ・ショット・ザ・シェルフ、ネクスト・タイム・ユー・シー・ハー、ピーチェズ・アンド・ディーゼル、アイ・キャント・スタンド・イット、プロミセス... 数え切れないくらいの名曲ですが... クラプトンの場合、他のアーティストのカバー曲も多いのですがそれをクラプトン流に解釈している... その曲がアルバム内にある必然性を感じてしまう... ある種巧みなクラプトンならではのアレンジがあるような気がしますが... そこはやはりギタリストだからでしょうか?クラプトンのフレーズが入るだけでその曲が特別に思えてしまいます(まこと勝手な解釈です)。
結論としては、やはり長年聴き続けているので愛着みたいものをかなりあるのかもしれません。中学時代の友人は私と似たようにビートルズを起点にレッド・チェッペリン、ディープ・パープル... ヘビメタ、パンクくらいまで行き着いた人もあれば... いろいろですがクラプトンにハマったのは私くらいだった気がしています。
やはり当時のレイドバックしたスタイルを好まない人が多かったです(アルバム"バックレス”をカントリーみたいとほざいた奴もいましたが... 今思えば確かに...)。クラプトン、クリーム時代まで好き... こう言う人も結構いますが... まぁ、確かに音楽的にはかなりクリーム以降、随分、変わったので分からなくもないですが...
私はどちらかというとデレク&ドミノス以降が好きでそれ以降のレイドバックしたスタイルも嫌いではありません(むしろ好きです)。特に "アナザー・チケット"、80年のアルバムも大好きだったりします。
最近では"オールド・ソック"も好きであります。もう批評しようもないくらいファンとしては癒されるアルバム。もうあまり重箱の隅をつつくな!と手厳しいコメントに反応してしまうくらいの身びいきですがCDは買っていない不届き者です。
特にアルバムの中の"All Of Me"が好きです。こちらスタンダード曲。マッカートニーとの共演であります。ここら辺の楽曲の選定、アレンジがやはり上手いなぁと思います。クラプトン、やはり長く活躍している理由としては毎回少しずつ新鮮な何かを織り交ぜてくるところかもしれません。
クラプトン論、研究しがいがありそうですが(また別の機会で)。
今月のロイヤル・アルバートの公演では元気な姿を見せたようです。ライブは今年が本当に最後になりそうな気がして少し心配ですが...