音楽の趣味(その4: AOR はどこに行った?)
AOR はどこに行った?
こんにちはyamataiです。
皆さんAORご存知ですか?よく言われるところでAdult-Oriented Rockの略称で。大人向けのロックと言われるものです。アダル・コンテンポラリー
他にもAudio-Oriented Rock(音志向ロック)、Album-Oriented Rock(アルバム重視のロック)とか前者は当時のパンクロック等の音楽と対極路線に位置付けられ落ち着いたヴォーカル曲をメインとするボズ・スキャグス、ボビー・コードウエェル等々、後者は商業主義的な音楽づくりとから隔離したアルバム制作を重視する、例えば当時のプログレ等の音楽...
ウイッキペディアによると...
Adult-oriented Rock[編集]
日本ではAORという言葉が、70年代半ばから80年代前半にかけて、音楽用語としてよく使用された。さらに後の1988年にボビー・コールドウェルの大ヒット曲「Heart of Mine」が紹介される際に、(3)「Adult-oriented Rock」の略語として「大人向けのロック」と独自解釈され、1990年のボビーのジャパン・ツアーに際しては、日本の広告代理店が「AORの代表」と称した。以前から「Adult-oriented Rock」のジャンルにおいては、TOTOとボズ・スキャッグスがその代表であるとされていたが、さらにその印象が強められた。米国では、このジャンルは「Adult Contemporary(AC)」と呼ばれ、ノラ・ジョーンズなどが解りやすい例と言える。ACは近年では更にHot、Soft、Light、Urbanなどと分類されている。 ボズ・スキャッグスは、以前はルーツ・ミュージック志向のロックを演奏し、ヒット曲のないシンガーだったが、1976年発表のアルバム『シルク・ディグリーズ』で、後にTOTOを結成するスタジオミュージシャンたちを起用しヒット・アルバムにしたことで、大人向けのACのシンガーとして認知されるようになった。
代表的な洋楽、邦楽アーティストも記載されており私の好むところは:
ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、シカゴ、アル・ジャロウ、ニック・デカロ、ケニー・ランキン、ネッド・ドヒニー、ビル・ラバウンティ、エア・サプライ、稲垣潤一、古内東子、山下達郎、山本達彦、寺尾聰
当然AOR全盛時は私はまだアダルトではなく...
なんかこのアダルトという響きも時代を感じますが...
このPVなんかはベストヒットUSAで見たのを覚えています。
Boz Scaggs - You Can Have Me Anytime
AORを実際、聴いていた時代はAORの全盛というよりはリバイバルだったように記憶しています。よく覚えているのはタバコのTV CMでボビー・コードウェルの曲が使用されたのを覚えています。90年代でStay with Me、Heart of Mine、Come to MeがCMのバックに流れていました。
このボビーさん、本国アメリカより日本でメジャーだったようで来日公演も当時行ってたと思います。当時の彼女も行きたがっていたのを思い出しましたが...
ボビー・コードウェル、ボズ・スキャッグスあたりは特にバラード系の曲が好きで、まさにドライブデート必須の音源でした。
Heart of Mine Bobby Caldwell (monochrome ver. )
最近ではAORと言っても知らない人がほとんどのようでありウィキペディアではさらに細分化されているらしいですが、この分類分けが重要なことではなく何でこの種の音楽が好きなのか考えてみると、やはり音楽としての完成度ではないかと感じる、確かにプログレ等の形式美に乗っとった音楽も一つの完成系とも言えるが、よりリラックスして深く社会風刺等のメッセージも薄く、基本的に人生、愛、恋に関しての音楽、つまり聴きやすい音楽ではないかと思う。
落ち着いたカフェバーで(これも懐かしですね)専用音楽。ジャズ、フージョン(ソフトジャズ)等をかけるバーも多いが、その雰囲気とは明らかに一線を画すのではないかと思う。(地方のスーパーでWe're all aloneのオルゴールアレンジを聞いた時はある意味、感動しましたが... )
近い線で厳密にはAORとは言えないかもしれないがギルバード・オザリバン、エリック・カルメン、フランソワーズ・アーディ、ブレッド&バター、来生たかおとかも好きですが、これらは私的には一人で聴きたい音楽だと思っています。ちょっと恥ずかしのと口ずさんだりしやすいでしょうか?
さてこれらの音楽、実は最近ではあまり聞かない。飽きた?これらの音楽を必要としていないのか?たまに懐かしく聞くことはあるが年に数回。
個人的には過去の良き時代の音楽である。だからと言って決して嫌いになることはなくたまに思い出して聞いてみるとその頃の記憶が鮮明に蘇る。古い写真アルバムを見るようでもあり音楽の偉大さを知るのである。
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