レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

ポートレートレンズが欲しいぞ!Sony FE 85mm F1.8 買いました。

こんにちはYamataiです。

今年の欲しいもので話しておりましたがマクロか望遠ズームレンズ... 

yamatai.hatenablog.jp

熟考の末、違うものを買ってしまいました。

こちらです... FE 85mm F1.8 (SEL85F18)...

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先週の金曜日発売のSony α7マウント(Eマウント)の新しいレンズです。EマウントのレンズがFE 35mm の2.8という小ぶりのレンズ1本しかなかったので不憫に思い新しいのを新学期も近いので誂えてやろうという親心ですかね... 

 

α7Sですが最近の物凄く気に入っています。

yamatai.hatenablog.jp

f:id:Yamatai:20170327101832j:plain

考えた末、決めました経緯、使用感などご報告していきたいと思います。

 

 

そもそもポートレート用のレンズがいるのか?

ポートレート用のレンズと言っても用途としては家族を撮るくらいです。でも人物、特に一般の人(親戚、友人ですが)を撮るのが好きだったりするので欲しいレンズではあります。

現在は35mmがAF(オートフォーカス)、MF(マニュアルフォーカス)と1本ずつ50mmのこれはMFですが1本と3本のレンズを所有しております。これは永年の散財、迷走の末、定まった必要な2本のレンズ焦点距離と言えます。魚眼から300mmまで使用してきましたが最終的には35mm、50mmでした。

どちらか決めろと言われると50mmですかね... 好きな写真が割とやや凝視する画角なので35mmは漠然とモノを見たときの画角、ちょっと興味を惹かれて写真に収めたいと思うとかなり近づくので50mmであればその必要がないのが...

個人的には使いやすい画角ではないかと...

それが理由で50mmのマクロを最初、買う予定でもありました...

ソニー FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28

ソニー FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28

 

好きな画角に関してはこれは個人差が大きいのでなんとも言えませんが... 

GRを持っていた時は28mmも良いと思いましたが、その時も寄る(被写体に近づく)ことが多かったのでやはり画角が気に入っていたわけではないのだと思います。

85mmレンズとは... 

画角的にポートレートに向いていると言われているレンズです。各カメラーメーカー、高性能なモデルを取り揃えている焦点距離のレンズです。私が最初に所謂ポートレートレンズを手にしたのはペンタックスの77mmというレンズでした。リミテッドシリーズの1本でフィルムカメラ時代のレンズです。これはネットでの評判も異様に高く熱烈なファンがいる銘玉です。実際はカメラがAPS-Cのセンサーでしたので120mm弱くらいの焦点距離でした。このレンズを絞りを開放で撮った時の背景のボケが熱狂者にはトロトロと言われています。あと造りの質感が素晴らしいくリミテッドシリーズ43mm、31mmと全て揃えたこともありました。

 

その他プラナー85mm、ペンタックスのDA55mm、Canonの85mm F1.8... 結構ありますがその話はまた今度... 

Pentax SMCP-FA 77mm f/1.8 Limited Lens with Case and Hood [並行輸入品]
 

 

気になるレンズ

FE 50mmのマクロ以外で同じくSonyのEマウント、90mmマクロ、すごく気になりました。これ今なら1万円のキャッシュバックがあり... これであればポートレート、マクロ両方こなせます。 すごい欲しかったのですが... 個人的な問題として以下3点のスコアの総合的な判断ですかね...

  • デカイ
  • 高い
  • ボケが少ない

まずやはり小型のレンズを嗜好する私にはサイズ感が... 実際、自分のカメラにマウントしてみると意外と軽いのでおっと思いましたが...

やはり、このサイズのレンズ、私の好みから外れます(常に持ち歩けるサイズを大事にしております...)。次に値段やはりキャッシュバックを利用しても12万ちょいのレンズは今回の予算を超えます(時として予算なども無視しても買いたいものを買いますが...)。あとポートレートレンズとしての繊細な写りは問題ありあませんが背景をぼかしたい... そんな用途ではf2.8では厳しいです。マクロレンズ、特に90mmであればポートレートでも十分使用できると言われますが。

あと今回の候補としては大穴ですがこちらも... 酔狂な選択ですが...

テッサー 85mm...

Biogon35mmをアダプターで使用しているのでこちらも使用可能です。これであれば手持ちカメラ2台ともに使用もできます。やはり金属ボディの質感が堪りません。レンズはこうでなけれな...

Carl Zeiss Tele-Tessar T* 4/85 ZM BK ブラック

Carl Zeiss Tele-Tessar T* 4/85 ZM BK ブラック

 

 

このアダプターでライカマウントのレンズをα7で使用することができます。最短撮影距離も短くなり... これがあるので最短撮影距離の長めの手持ちレンズでもテーブルトップぐらいであれば余裕です。これもあるので今回は50mmのマクロを見送りました。

VoightLander VM-E Close Focus Adapter 631908

VoightLander VM-E Close Focus Adapter 631908

 

 しかし理性が働き... あとポートレートレンズとしてはf4なのでパス... 

これもいずれは欲しい気が...

 次回、作例&使用感...

ポートレートレンズですが人物はあまり載せられませんが... それ以外の作例を紹介しながらちょっとインプレ、近々いたします... 

追記: 作例は以下記事でご覧ください。(4/10/2017) 

yamatai.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

ウエス・モンゴメリーを月曜に聴く...

こんにちはYamataiです。

雨の月曜日はですが昨日からの雨で花粉症の人には良いのでしょうかね... 

真冬のような寒さが戻り、桜にも良いのでしょうかね... (ご存知じだとは思いますが寒さにより桜は開花スイッチが入るそうです... )

 

雨模様は気分が落ち込みさらに月曜日ですがこんな日は無理にテンションを上げずに、大御所のギタープレイを堪能してください。と言ってもテクニックバリバリに聴かせるギター...  ちょっとラウンジでゆっくり聞くのも良いですが、お気に入りのミュージックプレーヤーで聞いてもラウンジに入るような気分になれるでしょう!

気が早すぎますが来たる週末を妄想して聞いてください。

The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery (Keepnews Collection)

The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery (Keepnews Collection)

  • ウェス・モンゴメリー
  • ジャズ
  • ¥1600

この年代のジャケットにありがちなプレーヤーのポートレートイメージ。バックの黒と相まって髪型とかは全く分かりません。

 

ギターでいうとジョー・パスとかの凄みと違うどちらかというと大排気量の5000ccクラスのトルク感たっぷりの余裕を感じます。太い音色の表現の豊かさ... ありきたりの表現ですが... 彼がピックを使わず指で弾いていることは有名ですが... これは夜間の練習で近所迷惑にならないようにするためだそうだったそうです。

 

私もあやかり指で弾いたりしますが結構痛いのと音がまともに出ません。

 

ウェス・モンゴメリーですがハード・バップ全盛じ(40−50年代)の究極のギタリストとも言われていましたがある時からBGM的アルバム(有名な楽曲をかなりカバー)の制作が中心になり熱心なファンには不評ですが... 

 

これなんかも個人的には大好きです。

A Day In the Life

A Day In the Life

  • ウェス・モンゴメリー
  • ジャズ
  • ¥1600

 

1968年に45歳で心臓病のために早世します。イージーリスニング路線への変更は後のフュージョン、ソフトジャズの先駆けであったように思えますが(もちろん商業的な判断等が大きいのでしょうが)... その路線は彼の後継者と言われたジョージ・ベンソンが見事に引き継いだと見るべきなのでしょうか... 

 

TVにも出演していました。すごいスーツ(衣装)ですが... 彼のギター、ギブソンのL5というモデルですが大型のフルアコですが彼が持つと程よいサイズに見えます。


Wes Montgomery - Windy

 

賛否両論ですがイージーリスニング路線でもこの曲、好きだったりします(オケをバックにこんなポップな曲をと...暗澹たる思いを持った人も多かったのでしょうが...)

The Shadow of Your Smile

The Shadow of Your Smile

  • ウェス・モンゴメリー
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 結論

時にはこだわりを捨て変化を求めることが良いのかもしれません。ボブ・ディランもそうでしたが変わることで昔の馴染みを失うこともあるかもしれませんが...

あとバップ感満載の時代のウエス・モンゴメリーはレコードで聞きましょう!雰囲気が違います。

 

春の如く(春に聴くおすすめJazz Standard)

こんにちはYamataiです。

本日はこちらオススメです。

春と絡めて....

It Might As Well Be Spring... 

ジャズスタンダードとして多くのアーテイストにカバーされています。春の如く陽気な気分と少しブルーな気持ちが込められた歌詞、内容となっていますが。

おすすめは...

スタン・ゲッツ, アストラッド・ジルベルト & ジョアン・ジルベルト

こちらボーカルもので一番のオススメです。 

It Might As Well Be Spring

It Might As Well Be Spring

  • スタン・ゲッツ, アストラッド・ジルベルト & ジョアン・ジルベルト
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ケニー・ドリュー & アート・ブレーキー

こちらかなりこなれた感じになりますが(歌詞のニュアンスはどっかにぶっ飛んでいますが)個人的にはオススメです。ぐっとジャズぽく良いですね。

It Might As Well Be Spring

It Might As Well Be Spring

  • ケニー・ドリュー & アート・ブレイキー
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 ビル・エヴァンス・トリオ

やはり外せません。ビル・エヴァンス、名曲をエヴァンスの解釈.... このMoon Beamsというアルバムの中の一曲ですが是非、アルバムも聴いてみることおすすめします。スコット・ラファロを交通事故で亡くした後の最初のアルバムです。全編静かなバラード曲、春の浮かれた雰囲気に少し疲れた夜、静かに部屋で聞きたいものです。

It Might As Well Be Spring

It Might As Well Be Spring

  • ビル・エヴァンス・トリオ
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

今朝の散歩の時に撮影しました。春はあと数週間で訪れ、陽気な春の気分になるのでしょうか...

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それでは良い週末を!!!

 

 

久しぶりの靴の話(Church)

こんにちはYamataiです。

久しぶりの靴の話です。

実は英国の老舗メーカー、Churchの靴を2足も所有しております。

最近ではあまり履いていないのですが久しぶり干乾しがてらクリーニングしました。

ウェスリー(Wesley)

こちらローファーですがこのフォルムが好きで長年欲しくてたまらないモデルです。

特に茶色、経年変化を楽しみながら一度を欲しかった靴です。10年くらい前に新宿の伊勢丹で買いました。革底なので雨の日に履けないので中々神経をつかいます(今ではビブラムソールを貼ってもらっています)。皮肉なことにこの靴を履くと必ず雨が降るというジンクスに見舞われた時期もあり一線を遠のくことが多くなりました。

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コンサル(Consul)

こちらはコンサルというモデルです(コンサルタントとは関係ないようです)。ウェスリーと同じくらいの時期に買いました。プレーンなストレートチップのデザインは冠婚葬祭からビジネス用にと幅広く使用できます。ソールはラバーに替えて少しの雨ならば気にせず使用できるようになりました。しかし近年のカジュアルな服装が多くなり出番は限られます。しかし、だからと言ってないと困る靴と言えます。

 

他にチャーチのラインナップの中にある代表的なモデル、例えば...

Diplomat(ディプロマット)、Chetwynd(チェットウインド)、Burwood(バーウッド)、Shannon(シャノン)、Grafton(グラフトン)、Becket(ベケット)と数多くどれも欲しくなりますが、おそらくもう買うことはないかと思っています。 

 

大きな理由としてこの手の革靴を履く機会が圧倒的に少ないことです。どちらかというとパラブーツ、ビルケンシュトックの靴の方が、いやむしろスニーカーを履く機会が殆どです。万が一、事情できて堅い職業についたら、状況は変わるかもしれませんが...

かなりの高い確度で起こらない自信があります。

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ラスト(木型)は 130とありますがオーダーではないので私の足には完全にフィットしていませんが履き心地は悪くないと思います(おそらくその方が靴のフォルムとしては確実に美しいはずです)。

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結論

敢えて結論も何もありませんが... 

チャーチの靴を買って良かったかと聞かれればもちろんYESです。

コンサルはおそらく一生涯、必要なオケージョンにおいて履くことになると思います。ウェスリーは鑑賞するだけでも価値があります。ウェスリーを履くために着る服を頭にめぐらせるのもそれはそれで楽しかったりもします。

 

J.M. ウェストン、エドワードグリーン、オールデンと他にも多くのブランドの魅力的な靴がありますが残念ながら生涯、大切に履ける靴の数は限られています。万が一、大金持ちになったらかつてのイメルダ夫人のクローゼットのように靴のコレクションを持つかもしれませんがこれも100%ないと確信しています。

 

ラ・ラ・ランドの感想

こんにちはYamataiです。

昨日はちょっと時間がありラ・ラ・ランド観てきました。

ミュージカル系の映画はあまり得意ではないのですが、十分楽しめました。

 

主人公の彼氏がジャズピアニストであり将来は自身の理想とするジャズクラブをつくることが夢であるという設定が個人的にはそれだけで楽しめます。本格的にジャズの世界を描いたストーリーではありませんが今日におけるジャズの置かれている状況を巧みに表しているようなシーン、セリフ等(バンド仲間のキース(ジョン・レジェンド)に説得される場面等)が中々、意味深く。ジャズが重要なキータームであると思います。

 

脚本家も映画化のための資金集めの際、出資者からこの主人公をジャズピアニストでなくロック・ミュージシャンに変更せよとの要求がありながら受け入れず当初のプロジェクトは実現しなかった事実があり本作品おけるジャズがモチーフとしていかに重要か理解できます。

 

ちょっと毒っぽい部分ですが、面白いセリフで主人公の女性(エマ・ストーン)がジャズが嫌いで... ケニーGとか... と名前を出しますが現在のジャズが世間一般的に捉えられているイメージを的確に表して面白いところですがケニーGはムッとしてますかね...

 

あとエマ・ストーンが良かったです。映画映えするというのか... ちょっとファニーフェースでありながら美しい。完璧な美人ではなくどこか愛くるしい表情が中々、さすがアメリカにはすごい女優が次々と現れるものなのだと... 

 

肝心のストーリーですがあえて言うとオーソドックスなラブストーリーだと思います。大人が十分楽しめる映画でもあり幅広い層に訴求する内容だと思います。

 

根底にこの映画の製作者がハリウッド、ロスアンジェルスが舞台、また往年の名が”理由なく犯行”、”カサブランカ”などもモチーフとして取り上げ本当のエンターテイメントたる映画の世界を訴求している点が深く心に刻まれました。また古き良きフランスのミュージカルを彷彿させるタッチが新鮮に感じました。

 

いわゆるCG、アクション系の映画の醍醐味はあるのでしょうが映画を映画館で見る大切さを久しぶりに感じたような気もします。

 

作品中の曲で特に良かったと思う曲ですが...

この旋律がしばらく頭から離れません。

Mia & Sebastian’s Theme

Mia & Sebastian’s Theme

  • Justin Hurwitz
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

こちらエンディングの曲ですがエマ・ストーンがハミングしているだけですが、中々、ぐさっと刺さります。

City of Stars (Humming) [feat. Emma Stone]

City of Stars (Humming) [feat. Emma Stone]

  • Justin Hurwitz
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

結論

Wilipediaとかでストーリは全開に公開されてしまっているような状況ですがそれでも十分見る価値のある映画だと思います。

 

 

 

 

 

連休明けはトッド・ラングラン

こんにちはYamataiです。

 

久々の連休でお出かけになった方も多いと思いますが...

仕事ですね... 今日から...

雨模様で気分も冴えないですがスカッと!おすすめの一曲!

 

I Saw The Light! 

 

トッド・ラングランですがメロディメーカー、プロデューサーとして70年代から活躍。最近ではフジロックに2015年参加し物議を醸し出したり... 去年はリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドの一員として来日したりしています。68歳、まだまだ元気ですね。見た目はかなり貫禄が出てきていますが...

トッド・ラングレン - Wikipedia

I Saw the Light 

遊びのつもりが本当に好きになってしまった。変だと思ったがそれは確信に変わった、なぜなら君の瞳に愛の光が...

 

というような歌詞内容ですが... 

 

 

このメロディー、随分前から気になっていたのですが最近、ネット経由でトッド・ラングランの曲であったことを知りました。

I Saw the Light

I Saw the Light

  • トッド・ラングレン
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 こちらはプロデューサーとして仕事したこともあるダリル・ホールとの共演でのI Saw the Lightです。


"I Saw the Light"- Todd Rundgren, Daryl Hall

80年から90年代初頭にかけては日本人アーティストのプロデュースも手掛け高野寛バージョンI Saw The Lightもあります。意外といけてます。カラオケで歌いたくなります。

I Saw The Light

I Saw The Light

  • 高野寛
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

トッドさん、Facebookのアカウントでコンスタントにライブ情報などアップしており、素晴らしいのは子供達の音楽教育のためのチャリティー活動を行っていることです。250ドルでネーム入りのゴールドアルバムをいただけるそうです(それ自体がチャリティーとなっています)。

Todd Rundgren Ceremonial Gold Album

 

最近のパターンですがロックスターのエピソードをたどるとかなりユニークな近況に触れたり暗澹とさせられたり... 

 

それが楽曲の輝きを曇らせることはありませんが... トッドさんも長いキャリアの中で色々のエピソードをお持ちでありますが、その件はご興味ある方、検索してみてください。

*かつてメロディ・メーカー紙でI Saw the Lightがジョン・レノンにビートルズのThere's A Placeのパクリだと罵られたことは個人的には心外ですが... 

www.theguardian.com

The Todd Rundgren Connection

4月に聞きたいJazz名曲(その2)

こんにちはYamataiです。

金曜日ですね。

前回に引き続き、もうすぐ4月ということで名曲、I'll Remeber April。

1942年アボット&コステロの喜劇映画『凸凹カウボーイの巻(Ride 'Em Cowboy)』の主題歌。多くのメジャーアーティストにカバーされておりますが今回は特にギタリストによる名演をご紹介します。

 

ジョニー・スミス

伝説のギタリスト、ジョニー・スミスによるI'll Remeber April. 

やたらめったらテクニックを誇示するタイプでなくテーマ(原曲の)に沿ったソロを聴かせてくれる、ある意味オーソドックスなギタリストで最近、ハマっています。美しい女性のふくらはぎのジャッケ写真が良い感じですがこのアルバムの曲も多くが3、4分の所謂スタンダード曲ばかりなので非常に聴きやすい誰にでもお勧めできます。

I'll Remember April (2004 Remastered Version)

I'll Remember April (2004 Remastered Version)

  • ジョニー・スミス
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 グラント・グリーン

ブルーノート・レコードを代表するギタリスト。時代とともにスタイルは変わりますが音色は変わらなかった、どちらかというと職人肌のギタリストですかね...

独特のシングルトーンの音色と繰り返すフレージングが結構、はまります。

I'll Remember April

I'll Remember April

  • グラント・グリーン
  • ジャズ
  • provided courtesy of iTunes

 

 ジム・ホール & ロン・カーター

こちらやはり名盤です。このインストヴァージョンはある意味ヴォーカルなしで原曲のニュアンスを表現していると思います。原曲に近いスローなテンポでジム・ホールのギターが情感豊かであります。ジム・ホールのある意味モコっとした音色はこれも結構、はまります。そしてロン・カーターとのコンビで2014年1月来日公演を予定していましが前月にジムが逝去したことでキャンセルとなったことは記憶に新しいです(結構前ですが...)。ロン・カーターに対しては手厳しい評価(音程に関してのものですが)もあるようですが、このアルバムのプレイに関しては素晴らしい。彼ならの音、個性が際立っていると思います。

I'll Remember April

I'll Remember April

  • ジム・ホール & ロン・カーター
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ヴォーカルのヴァージョンであるとスローなテンポが多い本曲ですが歌詞もどこか寂しげで過去を回想するようなニュアンスであります。 

こちらなんと、あのボズ・スキャッグズによるI'll remeber April.

I'll Remember April

I'll Remember April

  • ボズ・スキャッグズ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

This lovely day will lengthen into evening
We'll sigh goodbye to all we ever had
Alone where we have walked together
I'll remember April and be glad

恋人と過ごした甘い日々、4月の日々を回想します。その思い出ととも生きて行く... 切ない思いを綴った歌詞であります。

 

個人的には4月バタバタ忙しい人も多いかと思いますのでインストのちょっとアップテンポのI'll Rember Aprilがオススメです。