金曜日のJazz Standard (One Morning in May)
こんにちは Yamataiです。
早くも5月に突入、季節は初夏であります。
Aprilが含まれるジャズスタンダード曲、結構ありますが5月、Mayに限ってはえらく少ないものです。なぜでしょうか?
さてOne Morning in May(5月のある朝)と5月に聞くにはぴったりのジャズ・スタンダード曲です。メジャーな曲とは言えませんが中々味わいのあるメロディーであります。1933年の作品、作詞:ミッシェル・パリッシュ、作曲:ホーギー・カーミッシェルです。歌詞はなくなった愛の思い出を綴っているような内容ですがアップテンポなリズミムでありながら、どこか寂しを感じる曲であります。
ではカバー曲、幾つか紹介します。
チャーリー・バード
クラシックギター(ガットギター)一筋で通した伝説のJazzギタリスト。早くから多様な音楽も取り入れたスタイルでボサノバをスタン・ゲッツに紹介したのは彼であると言われています。アップテンポでライブでの演奏です。ベースとのソロの掛け合いがエキサイトであります。
メル・トーメ
シナトラと並ぶ伊達男ジャズ・ボーカリストによるカバー。シンガー・ソングライターとしても有名で300曲以上の楽曲を作った人でした。愛称は"ベルベットの霧"、本人は嫌がっていたようですが... シナトラと比較されることも多い彼ですが丁寧に歌い上げるスタイルは好みが分かれるところです。
ジム・ホール
なんとジム・ホールもカバーしております。先日、One Morning in Mayが入っている中古盤を吉祥寺のHMVで見つけましたがちょい高かったので諦めました。このカバー、ジムのギターとピアノのドン・トンプソンの絶妙なアンサンブルが素晴らしいです。
ハービー・マン
ジャズ・フルートの第一人者。フルートでジャズのメインストリームにのし上った凄い人であります。しっとりとしたカバー、村上春樹もかつてフルートの教室に通ったそうであります。
キャロル・クレヴェリング
幻のジャズシンガーと言われている方ですオリジナルのレコードはかなり高価な価格で取引されるそうです。1955年録音の唯一のアルバム収められているOne Mornign in May。ややアップテンポでしっとりと聴かせます。このアルバム2007年に限定版でLP、CDで販売されていたようですが見つけたら買ってしまいそうですが。
さてさて"One Mornig in May"、なかなかの名曲であります。こういった小曲ではありますがいぶし銀のようなスタンダード曲、今後も色々なプレーヤーに演じてもらいたいです。
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