ロバート・ジョンソンのコミック本
こんにちは!
本日はちょっと面白い書籍、ご紹介します。
ロバート・ジョンソンの伝記が綴られている書籍です。
中はコミック(漫画)なのでさくっと読めてしまいます。
内容的にはR-18でしょうか?
記載はありませんが所々の描写は彼の人生を描くには
避けられない部分とも思えます。
CDはThe Complete Collection、つまり彼の生涯にわたる41曲が含まれています。
私の好物ベスト盤を超えるなんとコンプリート全曲集です。
ファンを自認するにはおこがましいコレクションですが私がロバート・ジョンソンを知ったのはやはりエリック・クラプトンのアイドルであった事が経緯となります。
最初は全ての曲が同じ聞こえました。
正直な感想として、ふーむこれがクラプトン先生の先生なのか?
少し合点いかない思いもあったりしました。未だに完コピできないと仰るくらいの凄さが今ひとつ判りませんでした。
音楽としての理解はまだまだ充分でありませんがロバート・ジョンソンの波乱万丈の人生、またその凄さが徐々にわかり始めたのがこの本のおかげかもしれません。
また本書の描写は一見の価値があります。2014年、仏Glenat 社より刊行された同名コミックの翻訳版で1930年代、ミシシッピの人種差別の社会などもよく描写されていると思います。
まさに現在のロック、ジャズの始祖でもあるブルース。ブルースの多くがロバート・ジョンソン抜きに語れないと言えるでしょう。その彼の短い人生(1911-1938)の中で印象深い出来事が以下あります。
クロスロード伝説
ロバート・ジョンソンが悪魔と取引し卓越したギターテクニックと歌唱力を手に入れたと言われている伝説です。ミシシッピ州クラークスデール、人口8000人の小さな町にそのクロスロードがあり今もブルース巡礼者が日々訪れるそうです。
その破天荒な人生
19歳の若さで妻と子を失ったロバート・ジョンソンの残りの人生は太く短いものでした。酒、女癖の悪さから最後は謎の死を遂げるのですが最後は酒に毒をもられたと言われています。しかし奇跡的に毒ではなく肺炎で死亡しました。
後ろを向いて演奏
今でいうライブでギターを持参しコピろうとする輩に手の動きを見せないために後ろ向きで演奏、歌ったことがあったそうです。
現存する写真
ロバート・ジョンソンの現存する写真は3枚しかないと言われています。未だにらしき写真が出てくるとちょっとした騒ぎになるのがまた凄いところです。
後世のアーティストたちに多大な影響力
クラプトンを始めローリング・ストーンズ、ライ・クーダー、レッド・チェッペリン、レッド・ホット・チリペッパーズ等々
また彼の伝説をモチーフにした映画もありました。
ラルフ・マッチオ主演のクロスロード。
今日の結論:
- ギターを上手くなるには悪魔と取引するくらいの気合がないといけないのである
- ブルースには色恋、酒が欠かせないのである
- ブルース、特にロバート・ジョンソン等の戦前ものはBGMにならない
コンプリート版(2枚組CD)はこちらです!