レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

雑誌雑感: BRUTUS(2017 4/15)

こんにちはYamtaiです。

最新号のBrutusが面白そうなので買って読んでいます。

BRUTUS(ブルータス) 2017年 4/15号[はじまりの音楽]

BRUTUS(ブルータス) 2017年 4/15号[はじまりの音楽]

 

雑誌ですが今時買うのもどうなのかなぁと考えたりもしています。図書館では殆どの雑誌が読めたりするし... 衝撃的なのが380円で200の雑誌が読み放題... Brutusはありませんが... 雑誌って... いよいやペーパーレスの時代... と少し古臭い言葉ですが...

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本題ですが今回のBrutus、"はじまりの音楽(33人と考えた、音楽の新しい入り口)"というタイトルの音楽特集であります。音楽業界に関しては以前にも若干、触れたことがありました。

yamatai.hatenablog.jp

今号、音楽の楽しみ方が多様化、そのビジネスモデルの時代が大きく変貌した現在においてなかなか興味深いと特集でありました。内田樹という大学教授が語る"系譜学"(052-03ページ)、自分の好きな曲、音楽の背景を知り新たな側面から紐解くような楽しみ方は音楽をより深く楽しむには非常に良いアプローチだと思います。しかしこう言うアプローチ個人的には甚だ男子的な思考(嗜好)だと思ったりしますがどうでしょうか?

 

昔、姉やガールフレンドにこの手の系譜を語ると"また薀蓄を語って"とばかりにドン引きされたものです。これもあまり自分の中での密かな楽しみとしたほうが、または音楽趣味の合う仲間と飲みながら話したほうが楽しいのかもしれません。

 

私の個人的な音楽環境といえばApple Musicに尽きます。昨年から利用していますが、やはりすごく便利です。新譜や一部のアーティストは聞けませんが基本的には聴きたい音楽をすぐに聞ける利便性。これに尽きると思っています。

 

今まではちょっと興味のある位では中々CDを買う、またはダウンロードに至らなかったり、結果音楽から遠ざかっていましたが今では気に入ったアルバムは改めてCDで買ったりするので音楽に費やすコスト(音楽エンゲル係数)は上がっています。最近ではある意味、デジタル圧縮した音源から少し離れたくレコードを数十何年振りに聞いたりしています。こう考えるとネット経由の音楽配信、供給側にとってはメリットが大きいと言えます(CDの売り上げの落ち込みをカバーすることは到底不可能であろうと思いますが...)

 

本題のBrutusに戻りますが... "自分が聴きたい音楽が見つからないあなたのために"と企画された特集。ある意味ショックを受けます。個人的にはどこかのスローガンではないですがNo Musi No Lifeかのごとく音楽を楽しんできたので聴きたい音楽が見つからないとは少し驚きでもあります...

 

しかし思い返すと"こういう音楽を聴くべきだ..."的な拘りを持っていた面倒くさい年頃の時分もあったのを思い出しました。あと憧れる人が聞いている音楽は良いと盲信したり... あれは何だったんでしょうか?自分が毛嫌いする音楽を聴く人もイコール毛嫌いしたり... 面倒くさい人間だったなぁ... 

 

さてさて今号のBrutusを読んで素直に音楽を楽しむために多くの人に役に立ってほしいものです...