音楽業界の今について...
こんにちはYamataiです。
今日から仕事始めの方、多いと思いますが大丈夫です。
今週はあっという間に過ぎてしまいますよー
で気づくと年末ですよー!
さて表題の件、昨年ある人の勧めで読んだ本です。
作者は音楽ジャーナリストで元ロッキング・オン社を経て独立。
音楽好きとしては興味のあるタイトルで早速、amazonで購入。
音楽業界に関して漠然とCDって売れてなさそーだよなー
最近の音楽って琴線に触れない(30年以上そう感じているのは別の問題か?)
ミュージシャンとかそのうちいなくなってしまうのではないか?
非常に勝手な危惧感を抱いていましたがこの本を読んで少し安心しました。
本の中で気になった点を少しご紹介すると...
第1章 ヒットなき時代の音楽の行方
"なるほど"と膝を叩いてしまいました。
事実として確かにCDの売り上げは確実に減少しているのに対して多くのミュージシャンはむしろ腰を据えて長期間活動することが可能になっている。例に挙げると、福山雅治、槇原敬之、スピッツ、山崎まさよし、平井堅、椎名林檎、Aiko...
10−20年以上のキャリアを持つ彼らは確かに毎年アルバムを出したりヒット曲を連発するかつてのスターとは異なる。
確かに彼らが営業のために地方を回ったりとかつての没落したスターが歩むような経過をたどっていないのは明らかでCDが売れなくてもどうやら問題はなさそうなのである...
第2章 ヒットチャートに何が起こったか
近年のAKBのビジネスモデルによりオリコンチャートは完全にハッキングされ、そこから本当の意味でのヒット曲を知ることが不可能になったということです。
やはりねと... 同意しました(偉そうですが)。
基本的にヒット曲とシンクロしない音楽趣味を持つ私には関係はありませんが、それにしてもオリコンチャートが国民の最大公約数で無くなっていることには納得です。
第5章 J-POPの可能性 -輸入から輸出へ-
この章ではJ-POPの可能性が語られていますが...
正直、"おいおい本当かよ"と思いましたが、最近のJ-POPアーティストに関しては
洋楽に憧れない世代が登場しているとか...
Babymetal、きゃりーぱみゅぱみゅ等の世界での認知度はJ-Popの可能性を既に証明しているとのことですが...
日本人として嬉しい限りですがそれらの音楽にあまり興味のない私としては(=積極的に聞こうと思えない)??? である。
200ページちょっとで読みやすく結論として以下の点からこの本をお勧めします。
-音楽の楽しみ方が多様化していることがよく分かる
-かつてのメガヒットが出ない背景がよく分かる
-フェス、大型音楽番組が活性化しているのがよく判った
どうやら音楽業界、そんなに暗澹たるものでないことが分かり良かったです!
しかしCD販売というビジネスからネット配信へと変貌しApple、Sportifyがかつてのレコード会社を駆逐していくとするならばミューシシャンにとって実入りが良くなるのでしょうか?
そのうちメルカリでミュージシャン、アーティストが一般リスナーに直接販売したりするのでしょうか?
最後に友人の中3の息子さんは大晦日の紅白をみてて"紅白って、Mステのスペシャル企画で良くない?と言っていたそうです。
つづく