レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

BLUES IN TIME/GERRY MULLIGAN & PAUL DESMOND

こんにちはYamataiです。1月も最後となりました。今月は幸先よく4枚のレコードを買いましたがそれっきりです。今日あたり空いている時間にレコード屋さんに立ち寄りたいのですが... 実は一昨日、新宿まで行ったのでそのついでに寄れば良かったのですがツレがいたのでそうもいず実際は用事に付き合い久しぶり平日のデパートに行きました。優雅な午後のひと時を過ごしているような人々、相変わらずの観光客.... それでも平日のデパートは穏やかです。

 

さて目的の階に上がるエレベータの中でいかにも雰囲気にふさわしいと思われるBGMが聞こえてきます。優しいアルトサックスの音色。その上品なハーモニーは昼過ぎのちょっと小洒落た高級な都心の百貨店に一寸の隙もなくはまっていました。誰のなんの曲かはわかりませんでした... むしろその情景のために作られたとも思えるほどの楽曲... しかしその場を離れると全く思い出せない旋律... 

 

前置きが長くなりましたがアルトサックスといえばポール・デスモンド。このレコードは1ヶ月前くらいに購入しています。Aランクで1000円、ジェリー・マリガンとの共演。いやこれはジェリー・マリガンのアルバムと言ったほうが正しいのかもしれません。この2人、5年後にTwo Of A Mindというアルバムで再び共演したアルバムをリリースしています。共にウエストコーストを代表するプレーヤーですがジェリー・マリガンはロサンジェルス、ポール・デスモンドはサンフランシスコ出身と共に白人を代表する洗練されたジャズプレーヤーといわれています。タイトル曲、Blues In Time にしてもいわゆるブルージーな世界とは一線を画しコンセプションの近いサックスプレーヤーのクールなインタープレイが堪能できる... ここでのポールのプレイはかつてないほどアグレッシブで鋭い音を出している指摘されています。ちょっとらしくない程、バリトンのジェリーに挑んでいるようで興味深いです。アルバムが録音された当時30代前半の2人の若さが伝わる9分にも及ぶ大作から始まります。

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曲目です。

A

1. BLUES IN TIME

2. BODY AND SEOUL

3. STAND STILL

B

1. LINE FOR LYONS

2.WINTER SONG

3. BATTLE HYMM OF REPUBLICAN

4. FALL OUT

パーソネルはジェリー・マリガン(bs)、ポール・デスモンド(as)、ジョー・ベンジャミン(b)、デイブ・ペイリー(ds)

 

他に個人的なオススメはA3のStand Still、ジェリー・マリガンのオリジナルで結構、耳に残るとはなれないサブのメロディーが印象的です。B2のWinter Songはポールのオリジナルで滋味深い曲です。アルトとバリトンの掛け合いがなんとも美しく調和している決して甘くなりすぎないバラード曲。

 

ジャズに関して管楽器はやはり華があります。初めてサックスがかっこいいと思ったのは不覚にも昔の角川映画、確か野村宏伸が主演したデビュー作であったような記憶があります。映画は見ていないのですがサックスプレーヤーはカッコ良いものなのかと思ったものです。石田純一も何かの映画で吹いていたような... かつてのクリントン大統領も... ケニーGなんかもCDを持っていました。今思えば恥ずかしい記憶ですが... なんとなく入口を間違えてしまった私のサックス奏者像でしたがついにポール・デスモンドを楽しめるようになったのは良かったことだと思っています。

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