THE INFLUENCE/JIMMY RANEY
こんにちはYamataiです。
1ヶ月前に購入したレコードです。新宿のディスクユニオンで"その他ギター"のあたりの列で偶然見つけました。ジャケットの表面は比較的きれいな状態を保っています。盤質はAでしたが最初若干パチパチとノイズが走りましたが聞いて行くうちに気にならなくなった気がします。ジミー・レイニーですが実は息子のダグ・レイニーの方が先に知っていました。ジャズスタンダードとして多くのアーティストにカバーされている曲、"I close my eyes"をApple Musicで聞いていたのです何とも良い感じのギターだなぁと思ったのがダグ・レイニーのカバーでした。いわゆる2世ジャズギタリストです。残念ながらダグ・レイニーは2016年に59歳の若さが亡くなってしました。ダグ・レイニーの音源もCDかできればレコードで欲しいです。
延々と繰り広げるフレージング淡々としていてかっこいいです...
さて本題...
本題のお父さんのアルバムですが... ジミー・レイニー、いぶし銀の魅力はありますがジム・ホール、バーニー・ケッセル、ウエス・モンゴメリー等のメジャーなギタリストと比べるとあまりパッと思い出せる特徴がない?気がします。テクニカルな部分に関して理解が深い人であれば違った評価かもしれませんが、なかなかそういった情報もないのが現状だと思います。とにかくこの気持ち良くギターを奏でるジミーの姿がジャケットとなるこのレコード... ある意味ジャケットとその破格な値段で購入しました。ブルースギタリストは表情も演奏の一部だと聞いたことがありますがジャズの同様なのでしょうか?
では曲目は...
Side A
1. I LOVE YOU
2. BODY AND SOUL
3. IT COULD HAPPEN TO YOU
4. SUZANNE
Side B
1. GET OUT OF TOWN
2. THE END OF A LOVE AFFAIR
3. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
4. DANCING IN THE DARK
1975年9月2日にレコーディングされました。トリオ構成でサム・ジョーンズ(ベース)、ビリー・ヒギンズ(ドラム)。全編渋く美しいフレーズと和音が繰り広げられますがリズムセクションも実に良い仕事をしています。ジミーのある意味オーソドックスなスタイルはそれはそれでカッコ良い気がします。聞いていくうちにじわじわと染み込んでくるタイプのスタイルです。ちょっと抑揚の効いた意味淡々と奏でるスタイルはちょっと息子のDoug Raneyにも継承されているような気もします。親子だから似るのは当然でしょうがちょっと興味深いです。何れにしてもこれはかなりの隠れた名盤と言えます。今まで積極的に聞いてこなかったJimmy Raneyですがちょっと興味を持ちました。
レコード屋さんでは常にチェックしようと思います。