レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

2017ジャズレコード大賞2017

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こんにちは!

クリスマスも終わり慌ただしくなるこの季節。レコード再デビューした今年を記念して

お気に入りの3枚を紹介いたします。あえて3枚とは50枚以上購入した中で少ないのですが挙げたらきりがなくベストといっても基準もないところあえて選考基準として...

-2017年以前にCDなどで聞いていた音源は除外

-印象としてかなりレコード盤の載せたもの

(聴き込んだもの)

-アーティストに付き1枚

- 1000円以下の中古盤

こう設定するとかなり狭まりましたが... 

この3枚をあえてノミネートしてみました。

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それではご紹介!

Art/Art Farmer 

このレコード初夏に購入した記憶がありますがレシートが見つからず曖昧ですがディスクユニオンのJazz館であったと思います。メローでリリカルなトランペット&フリューゲルホーンの音色が休日の午後や静かな夜に最適だと思います。このアルバムはほとんどがスタンダード曲で聴くやすい曲でありながらファーマーならでは解釈でさらに魅力をましています。

過去記事はこちら...

yamatai.hatenablog.jp

Paul Desmond/Paul Desmond

Paul Desmondといえば以前、"Take Ten"というアルバムにJim Hallが参加しているのでCDを購入したのが初めで、このアルバムも状態の良いレコードがあればとレコードショップに入ると常に狙っていますが今のところ運に恵まれていません。CDをすでに持っていると同タイトルのレコードを見つけてもあってもどうしても妥協しにくい感じになります。このアルバムの本来の魅力と合わせて興味深い点は本来はJim Hallを呼びたいところスケジュールが合わずJimに推薦されたと言われるEd Bickardが参加してい事実であります。Jimに似た控えめながらツボを得たフレージングとバッキングで

Jim Hallでなければと拘る多くの人を納得させたのではないかと思います。このレコードは夏に新宿のディスクユニオンで購入しました。盤質はバッチシでした。このアルバムはポール・デスモンドが50歳になる前のまさに円熟に向かう時期で早逝でした。

せめてあと20年くらい頑張ってたら...なんて妄想をしてしまいます。

yamatai.hatenablog.jp

Circles/Jim Hall Trio 

今年はジム・ホールだけでもリーダーとしてのアルバムは10枚、競演、参加しているアルバムは5枚とかなり買い込みました。その中の1枚。つい最近買ったので印象深いこともありますがやはりこの時期のJim Hallの円熟したプレイの魅力は尽きません。CDとレコードで購入したLiveもよかったのですがレコードが掟破りの1200円でまさかの資格なしでCirclesをノミネート。このアルバム、全7曲ですが最初の曲My Heart Singsから始まり酸いも辛いも嚼み分けた選曲で...最後に向けてCircles、そしてラストの名曲Arubaで幕を閉じます。遅咲きのギタリストと言われるジム・ホールですがこのアルバムをリリースする6年前には"アランフェス協奏曲"をリリースしギタリストとしてだけでなく音楽家としても名声を博していました。

 

このアルバム、所謂、大作というより名人たちが肩肘はらずある種、リラックスしながらも軽くポンと作った感もあるアルバムでありながらこの完成度には参ってしまいます。

 

このアルバムのリリース時期である80年代に50−60年代に活躍したモダン・ギター・プレーヤーが久しぶりに活躍し始めた時期でJimが51歳の時である。今や私もその歳近くなりながらも中途半端な人生を生きたが故に子孫が誇れそうな仕事を残していません。

普通の人が大抵そうなので恥ずべきことではありませんが私にできることとしてこのような素晴らしい音楽、レコードを聴いていたということで勘弁してもらいましょう... 

yamatai.hatenablog.jp

ということでレコード大賞はJim Hallさんということでよろしいでしょうか?

 

来年はどんなレコードと巡り会えるのか... 今年縁のあったレコードをもっと聴き込んでから新たなものを購入しようかと... 今は思っていますが...

 

あとですが来年は月に1回はライブに行きたい... この話はまたの機会に...

それでは良いお年を!