Two of A Mind/Paul Desmond
こんにちはYamataiです。
12月に入り何かと忙しく音楽を聴く時間も少なくなりがちです。そんな時こそ音楽を聴いて一息つきたいものです。さてこのレコードを今年の夏に買ったようですが... 思い出せません。あまりじっくり聴かずに棚に収められていましたが...
サックスの共演であります。それも人気の2人の競演ということで悪いはずもありません。レコードの盤質はAであったと記憶していますが、それにしても保存状態の良いレコードでノイズ一つありません。
ジャケット写真を見れば明白ですがバリトン・サックスの大きいこと... ジェリー・マリガンですが品の良いシアサッカーのジャケットに金髪の大柄な紳士だと見受けられます。ポール・デスモンドの方がなんとなく親しみやすそうに見えます。それにしても所謂ジャズのプレイヤーたちと比較して良い意味で清潔で爽やかな人たちに見えるのは気のせいでしょうか?ちょっとインテリな雰囲気も漂ったりします。他のプレーヤーが荒くれ者に見えると言いたいわけではありませんが...
邦題はデスモンド・ミーツ・マリガンとあります。 Jazz Spritというシリーズで1300円で販売されていたようです。
曲目です:
Side A
1. ALL THE THINGS YOU ARE
2. STARDUST
3. TWO OF A MIND
Side B
1. BLIGHT OF THE FUMBLE BEE [aka WHISTLING BLUES]
2. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
3. OUT OF NOWHERE
この競演、実は2作目で前作"Blues in Time"というアルバムを1962年に録音されたこのアルバムの5年前に制作されています。本作は親しみやすいスタンダードナンバーをピアノレスの変則カルテットで全編演奏されていますが、バリトンとアルトと音域が違うので何とも全く違和感もなく穏やかな気分にさせてくれます。
バリトンサックスの第一人者と言われているジェリー・マリガン、ポール・デスモンド以外にも数多くの競演、名演を繰り広げています。スタン・ゲッツ、セロニアス・モンク、チェット・ベーカー、アート・ファーマー、ジム・ホール等々、珍しいところではバリー・マニロウとも競演しています。バリトンサックスの音色、あまり聴いたことがありませんが低音の迫力というよりは柔らかい音色がフリューゲルホーンとちょっと似た暖かい音色が好きになりました。
ジェリー・マリガン、ちょっと気にして聴いてみようと思います。
ポール・デスモンドの過去記事もよろしければご覧ください。