ジャズギターの始祖... (ミントン・ハウスのチャーリー・クリスチャン)
こんにちは!
先月5枚購入で10%引きの際、購入した1枚がこちらです。
盤質はAですが若干ノイズがあります。おそらくはオリジナルの録音状態も今ほどでなかったことを推定すると悪くないのかもしれません。
ジャズ史上の名盤といわれるアルバムのようですが戦前のアルバムでテープレコーダーがなく携帯用ディスクレコーダー(ディスクに針で刻みつける)というもので録音されているとのことで本当に時代を感じさせます。記録によると1941年5月数夜に渡った行われたニューヨークのハーレムのミントンハウスとクラーク・モンローのアップタウン・ハウスで行われたジャムセッションの幾つかをセレクトしたものであります。
ピアノは同じくジャズの巨人と言えるセロニアン・モンクであります。
曲目は
Side - A
1. Swing To Bop
2. Stopin' At The Savoy
3. Up On Teddy's Hill
Side - B
1. Stardust(I)
2. Kerouac
3. Stardust (II)
4. Guy's Got To Go
5. Lips Flips
チャーリー・クリスチャンですが多くのジャズ・ギタープレーヤーに影響を及ぼしたのは周知の事実ですが当時、ギターが一定してリズム、コードを刻む楽器という立ち位置からサックスのようにフレーズを作り出す役目に変えジャズギターの始祖と言われています。
ベニー・グッドマン楽団のメンバーでありましたが活躍していた時期が非常に短くわずか25歳で他界。伝説のギタリストとも言えます。ジャンゴ・ラインハルト、ウェス・モンゴメリーとジャズギターの認知度を高めることに貢献した3大ギタリストとも言えます。
このアルバムの中で繰り広げられる白熱のジャムセッションが後のモダンジャズの礎となりジャズ史上に残るアルバムといわれますが... 正直まだこのアルバムの凄さ理解できていません。なんか古臭くロックで言えばロバート・ジョンソンを聞いているような... そんな音源に思えます。
チャーリー・クリスチャンのフレーズの凄さなどギターを弾く人であれば響くところなのかもしれません。このアルバム、やはりちょっと”取扱注意”かもしれません。ちょっと素人ジャズリスナーには歴史を検証するくらいの気持ちでないと割り切れないかもしれません。
ジャズの歴史的文脈からこのアルバムの重要性は理解できますが堪能できるまでまだ時間がかかるのでは... 勉強しないといけません。