レコードをめぐる冒険 (Sing Me Softly of The Blues/The Art Farmer Quartet)
こんにちはYamataiです。
先週の話の続きですが気になっていたレコードをやはり買いました。
タイトルは"ブルースをそっと歌って"... 昔のロバータ・フラッグの"Killing Me Softly with His Song"を思わせるタイトルですが... ブルース(本当はブルーズと発音した方が良いのでしょうが...)をそっと歌うとはちょっと違和感がありますが... どうなんでしょうか?
さて実はレコードでは良い状態のものが見つからないだろうとCDを買ったばかりでした。なんという偶然でしょうか...先週新宿のDisc Unionで見つけてしまいました。CDでも1000円くらいなので両方合わせても2000円もしません。こう考えるとお得ですが... 同じものを買うこともないような気もしますが...
しかしあえてCDのメリットを考えると車の中で聞けること... 特にハードディスクタイプのカーオーディオであれば一度かければハードディスクに書き込むので便利です。最近、車で出かけることがまた増えてきたのでこの点を考えるとCDの利便性は侮れません。
さてこのアルバム、ファーマーの傑作と言われるくらいなので期待して聞きましたが最初なんとなくピンとこなかったのが徐々に聞き入ってしまうようになりました。アート・ファーマーのフリューゲルホーンは本当に好きであります。トランペットの乾いたサウンドと違ってなんかヌメッと叙情的な感じがします。
前作の”スウェーデンから愛を込めて”ではJim Hallとの共演でした。ちなみにこのアルバムはCDで持っていて今回、レコードもBランクですが発掘しましたが1000円越えだったので見送りました。本アルバムではJim Hallからピアノにスティーブ・キューンと言う方が参加しています。ベース、ドラムはスティーブ・スワロー、ビート・ラロッカと前作のリズムセクションと同様でのクアルテットです。
曲目は...
Side A
1. Singe Me Softly of The Blues
2. Ad Infinitum
3. Petotle Belle
Side B
1. Tears
2. I Wanted for You
3. One for Majid
Art FarmerはJim Hallとのコンビネーションが最高だと思っていたました今回のスティーブ・キューンとの共演も中々良い感じです... 少しビル・エヴァンスに似ている感じがします。10歳くらい年下で多少の影響は受けているようですが... ちょっと気にして今後聞いてみたいピアニストであります。
最後の曲、One for Majidで全員がソロをとるのですがそれぞれの個性が分かりやすく感じ取ることができて、本当にJazzって良いものだと感じます。
久しぶりこのアルバムを聞きながらドライブに行きたくなりました。家でなくちょっと静かな空間で夜のドライブぴったりなアルバムだと思ったりしています。