書籍寸評(2017/6/5)
こんにちはYamataiです。
気になっている本屋さんが近所にありまして、そこは絵本専門店があります。行きたいと思いながら中々行けず、ようやく先日、その店の近くでランチをしたので寄ってみました。5歳の息子は本を読んでもらうのが好きで最近では"怪傑ゾロリ"が愛読書となっています。またしょちゅうミサイルが飛んできているのは"なぜかと"北アジア情勢の事をよく聞いてきます。そんな息子に分かり易く説明できる良い本を見つけました。
爆弾のすきな将軍 (Children & YA Books)
- 作者: ウンベルトエーコ,エウジェニオカルミ,Umberto Eco,Eugenio Carmi,海都洋子
- 出版社/メーカー: 六耀社
- 発売日: 2016/01
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
近所のブックオフでゾロリの中古本は買えますが... たまには教育な見地からというよりは実は私も絵本が好きだったりします。絵本の多くは情報量が少ないですが、そこから読み取る 理解力、想像力が要求される気がします。
さてこの絵本の作者、U・エーコさん、イタリアの方です。哲学者、思想家、作家の肩書きをお持ちのボローニャ大学、ハーバード大学... 教鞭をとられています。えは同じくイタリアの方で画家、彫刻家、インダストリアルデザイナーであるエウジュニオ・カルミさん。作中のキャラクターが独特のタッチでシンボリックに描かれています。
作中に登場する将軍。それが誰か... 想像を掻き立てます。日本での初版は2016年と最近です。
将軍が爆弾を持つ... 必然的にそれを使いたくなる... 最悪のスパイラルですが.. 物語はアトモたちが閉じ込められた爆弾から逃げ出すことで最悪の事態は回避される... アトモは万物を構成する... 集まると分子となり...
しかしアトモが強い力で壊されると、ぶつかり合いものすごい爆発が起こる。これが原子爆弾となる...
息子にはまだ少し難解でしたが、これから何回も読み聞かせたり... 自分でも読むときがくると思います。
なぜ将軍が爆弾が好きになってしまったのか?そこが理解できないようでした... 暴れん坊将軍だからだと言っても語弊がありますし... そこは分かり易い説明を考えています。