不朽の名作、いとしのレイラ(その3)
こんにちはYamataiです
さてレビュー、その3です。
2枚目のA面です。
Tell The Truth
ちょっとリラックスしたナンバー。出だし"ウッ、チィ、アオッ" と奇声を上げております。ウィットロックの南部系のノリなのでしょうか? かなりワイルドでブルージーなボーカルが聞けます。
この曲、オリジナルがジョージ・ハリスンのソロアルバム、1970年発表の"All Things Must Pass"のジャムセッションの際、ロンドンのスタジオで録音されたました。Derek&Dominosとしてクレジットされた記念すべき最初の曲です。バンドメンバーとギターにはジョージ・ハリスン、デイブ・メイスンが加わり名プロデューサー、フィル・スペクターがプロデュースし、全米でシングルで発売。即座に回収となりました。
理由はスペクターの制作側で手違いがあったようです。結果、クラプトン、ウィットロックのボーカルのトラック部分が差し違えら20%くらい速いテンポで聞こえる本来の曲の意図が損なわれてしまったようです。当然、そのバージョンはメンバーが納得できなかったこようです。この幻のシングルバージョンはコレクターズアイテムになっているようです。Histroy of Erice Claptonという編集盤で聞くことはできますが...
お好きであればどうぞ...
Why Does Love Got to Be So Sad?
アルバム内ではLaylaにも比する情熱的、パワフルな曲です。邦題は"恋はかなしきもの"。ウィットロックがバックボーカルでWhy Does Love Got to Be So Sad?と繰り返すところがかっこいいのですが、この邦題が頭によぎるのがちょっと嫌ですかね...
なんともクラプトンとデュェンのギターの掛け合いが凄すぎると長年信じてきましたが実はクラプトン1人の多重録音らしいです。異論を唱える人も多いのですがクラプトン、やっぱりすごいんだと素直に納得します。
Have You Ever Loved a Woman
ブルーズの名曲。Billy Myles作曲。邦題が"愛の経験"。何か昔のフランス映画のようですが、この曲、数多くのブルーズマンたち演奏していますがクラプトンバージョンではやはり巨人たちの前では上品に聞こえます。
例えば...
Freddie King - Have You Ever Loved A Woman - Sweden 1973
ギターのストラップが片側にしかしてません。なぜでしょう...
ギブソンの335が小さく見えますが。
しかし、熱い。これがブルーズマンなんだとよく分かります。敢えて言うとクラプトン、やはりブルーズをメジャーな音楽にした功績は大きいと思います。
実際、クラプトンを通してブルーズの源流をたどる人(私もそうですが)が多いのも事実であります。
フレディ・キングはクラプトンの憧れのブルーズマンの1人。
彼が使用しているという理由でレスポール、ゴールドトップを所有しているようです。
よろしければ...
では次回、レイラのレビューは最終回です。