レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

オーディオの趣味について(その2)

待望のオーディオセットを手に入れると、オーディオ=いい音の探求が続くわけではなく、ひたすらレコードを聞いた。結局、一軒家ではあったがアンプのボリュームはかなり絞らねばならない環境であった為、ここまでの性能のオーディオが必要でなかったのです。

 

ビートルズのA Day In The Lifeの最後の"ジャーン"というところを大音量で聞いて母親が驚いて何事かと部屋に飛び込んできたりもした。しかし友達を家に呼んでボリュームを絞りながらレコードを聞けることが嬉しかった。

 

高校に入ると友人よりヘッドフォーンを拝借してステレオでもスピーカーから音を出してきことがなくなってしまった。よりクローズな環境で音楽を聴くことを好むようになった。高校時代は何となく*AOR的な音楽を聞くことが多くにり真面目なロックを聴く少年には少し後ろめたさがありヘッドフォーンが必須となったのです。

*AORですがWikipedia曰く

Audio-Oriented Rock[編集]
まず、1970年代から1980年代初めにかけて、米国で(1)「Audio-Oriented Rock」という言葉が使われた。 これは「音を重視するロック(音志向ロック)」の意で、パンクムーブメントやHM/HRといった若者向けのラウドなロックとは方向性が異なり、クロスオーバー的なサウンドと大人向けの落ち着いたヴォーカルが特徴である。ミュージシャンとしては、ボズ・スキャッグス[1]やボビー・コールドウェル、ルパート・ホームズ、スティーリー・ダンクリストファー・クロス、74年以降のシカゴなどがあげられる。
日本へは70年代後半に、「AOR(Audio-Oriented Rock)」として略語で音楽ジャンルとして簡単に紹介されたため、その意を正確に理解されないまま普及した。

この頃、塾の授業を録音すると親に頼み込み録音機能つきおウォークマンも買ってもらった。これは結局、再生がメインであったのは言うまでもない。この時代のオーディオの活用法といえば*友&愛でレコードを借りてテープに落とす、これがほとんどになり月の小遣いでレコードを買う、真面目な音楽少年は洋服とか喫茶店代に金を費やしレコードは買わなくなってしまったのである。

*友&愛はいわゆるメジャーなレンタルレコード店で現在のAvexの社長さんが創業されてます。

1975年に神奈川県川崎市東横線元住吉駅近くの綱島街道沿いに中古レコード店がオープンしたが、業績が振るわず閉店するのを機に親戚のアドバイスでサービスとして商品をレンタルしたところ大盛況となり、業態をレンタルレコード店に変え再出発した。
店も元住吉駅近くに移転し屋号を「円盤」とする。日本で最初のレンタルレコード店の誕生である。ニッポン放送玉置宏の笑顔でこんにちは」でおもしろい商売として紹介される。
出典 レンタルCD - Wikipedia

オーディオとは少し遠くなりましたがテープにダビング、好きな曲をセレクトしてベスト盤と称してテープを作ったり、多くの友人はラジカセを使用しており、少しだけ優越感に浸ったりもしていました。

写真は2年前、実家の屋根裏から出てきた唯一、残っていたレコード。ウイングスはレコードでなく幻の来日記念パンフレット。

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