レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

オーディオの趣味について(その1)

中学生時代、オーディオが流行っていたように記憶している。

エアチェック、知っていますか?

FM放送をテープに録音するのがすごいことであった。Wikipediaさん曰く:

エアチェック(英: Aircheck) は、テレビ・ラジオの放送番組を録画・録音して楽しむこと、またその録画・録音した媒体の意味で使われる言葉。
かつて日本では、AM放送よりもFM放送の音質が良いことから、FMチェックと呼ばれる事も多かった。1990年代後半により音質がCD並みのCS-PCM音声放送が登場してからは再び「エアチェック」と呼ばれるのが普通である。

まだミニコンポとかが少なく。本格的なオーディオシステムは当然、中学生が買える値段ではないのだが当時、洋楽に嵌りとにかく良い音で音楽を聴きたい。友達の家にはそこそこのシステムコンポがあり羨ましくて仕方なかった。

 

一方、我が家ではレコードプレーヤーとアンプ、チューナーが一体型のコロンビア製(メーカー名です)のステレオがあったのだがどうもイケてなかった。レコードも尾崎紀世彦のアルバムが何故か一枚だけある不思議な家庭であった。

 

結局、粘り強い交渉の末、念願のオーディオセットを、しかもバラコン(アンプ、スピーカーなど別のメーカーで揃えること。通常の同一メーカーのシステムコンポを購入するより割高になりやすい)で買ってもらうことができた。残念ながらチューナーは買えなかったが当時でトータル20万くらいのセットである。

 

よくそんな高価なステレオセットを買ってもらえたのか今でも不思議でならない。自慢ではなくその当時、我が家は父親が会社を起こしたが極めて財政的に不安な時期であった。アンプはパイオニア、スピーカーはトリオ(ケンウッドの前身のメーカー)、デッキはテクニクス、レコードプレヤーはSonyだった???このセットは小さな専門店で購入したのだが、そこの店主は配達の際、”この歳でよくもまぁ、研究したもんだ”と褒められた。

 

このATOLLのアンプ、CDプレーヤーは3年前に購入。最近はCDよりパソコンの音をBT (Bluetooth)で飛ばして聞いてます。この話は追って紹介しますよー

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