レコードをめぐる冒険

ジャズを中心とした中古レコード購入記録

My Funny Valentine/Miles Davis (久しぶりの痛風発症)

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こんにちはYamataiです。

週明けからなんとも冴えません。先週何年かぶりに痛風が発症しました。水分を大量に摂取しだいぶ緩和したのでしたが、調子に乗って色々と出かけていたところ再び痛みがあり週明けから静養しています。静養といえ頭は冴えているので家で仕事をしております。しかし病気になると不安になります... 私の痛風は遺伝性のものらしく油断すると節制していてもなるときはなります。困ったものです。

 

こんな冴えない気分には少し思索的時間を過ごすべくマイルズ先生の名演に聞き入っております。先だって新宿のディスクユニオンで購入した5枚のうちの1枚。盤質はAでノイズも少なく問題なしです。

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曲目は...

Side A 

1. My Funny Valentine

2. All of You

Side B

1. Stella by Starlight

2. All Blues

3. I Thought About You

 

1964年2月12日、ニューヨークのリンカーン・センター・フィルハーモニック・ホールでのライブ盤です。同時で録音されたアルバムにFour&Moreがあります。こちらも欲しいレコードリストに入れておきましょう...

 

メンバーのご紹介です。

マイルズ・デイビス/トランペット

ジョージ・コールマン/テナー・サックス

ハービー・ハンコック/ピアノ

ロン・カーター/ベース

トニー(アンソニー)・ウィリアムズ/ドラム

 

ライブ盤なのでさすがに各曲10分を超えるものばかりです。こういったライブ盤、ジャズの醍醐味を感じることができます。聞き流すのはもってのほかです。

 

アルバムを通して感じられるのは印象的なピアノの音色。名匠ハービー・ハンコックであります。今まであまり熱心に聞いたことがありませんでした。さすがにマイルズに抜擢されただけのことはあります。繊細で抑揚の効いたビル・エヴァンスを思わせる音色、フレージングが印象的です。

 

マイルズ・デイビス、あまりにメジャーなアーティストですが当たり前にすごい音楽作品を残してくれているものです。その音色の表現力、繊細さ、優しとというよりは孤独な魂の叫びのような音色が痛風の痛みを和らげてくれることはありませんが中々、身が引き締まる思いで聞いております。ライブでこの演奏のクオリティは... ちょっとすごい... このライブ会場もし自分がいたら人生観が相当変わったかもしれません。

 

普段は音楽を聴いて癒されることが多いのですがマイルズの音楽には背筋をピンと伸ばして凛として聞き込めと背後に込められたメッセージ、挑発のようなものを感じます。本当の意味で硬派な音楽の探求者のように感じます。

 

しかしこの痛風の痛みで身動きがとりにくい時にこのアルバムを聴いて一番の収穫は余計なことを考えず音楽に没頭することができたこととも言えます。やっぱり音楽に対してもっと凛と向き合わねばならない気がしています。

 

痛風も久しぶりですがこれを機会にいろいろ考えないと... 

体のケア、モノを整理したり、稚拙ながらも知見を活かした... 何かを始める... 

ちょっとスタートでこけた週明けでしたが収穫もあったと思います。

では!

 

久しぶりのレコードまとめ買い...

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こんにちはYamataiです。

新宿のディスクユニオンに久しぶり立ち寄りました。

最近では好きなアーティストのアルバムは結構揃ってきている...

基本的には高価なものは買わない(予算は1000円以下で基本Aランクのもの)など縛りを入れているのでここにきてなかなか買えるものが少なかったりしています。仕方ないですが今回はなかなかの豊作でありました。

 

こちら5枚ゲットであります。

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(1) Autumn Leaves/Wynton Kelly

(2) To Swing or Not To Swing/Barney Kessel

(3) Poll Winners Three!/Barney Kessel, Shelly Manne & Ray Brown

(4) My Funny Valentine Miles Davis In Concert

(5) Smokin' at The Half Note/Wynton Kelly Trio & Wes Montgomery

 

目下全て聞き込んでいます。勝手気ままな個人的なレビューは追ってあげますがマイルズのアルバム、このライブ盤はとにかくジャケットがイカします。この時代のマイルズがやはり好きかなぁ... 語弊はありますが長く活躍するアーティストは必ずスタイルが進化、変遷... 繰り返しますが聴き手もやはりどの時代が好きか?それは個人差もあり、また時間の経過で好みも変わったりするものだと... 私は今の所、ここらあたりの分かりやすいマイルズが好きであります。

 

バーニー・ケッセルですが先日地元のジャズフェスのライブで演奏されたギタリストの方がバーニー・ケッセルに非常に影響された方でその流れでレコードに手を出してみました。バーニー・ケッセルはジャズギターの始祖とも言えるチャーリー・クリスチャンの信奉者であったと言われているので浅葉さんは言ってみればチャーリー・クリスチャンの孫とも言えるそのスタイルの継承者です。素晴らしい演奏でショート・ライブであったのが残念でしたがまた足を向けたいと思っています。

 

今回はなんと2枚ほど良さげのものがありましたので購入。やはりチャーリー・クリスチャンの流れを汲むそのスタイル... そしてウェスト・コーストの明るいニュアンスがなかなか新鮮です。バーニー・ケッセルですが今まで聴かず嫌いでしたがちょっとファンになりそうな気がしています。

 

そしてウイントン・ケリーであります。特にトリオのライブ盤はかなり状態の良いものが見つかり掟破りの1200円でしたが自分のご褒美に... このアルバム、噂通りウエスのギタープレイが炸裂しています。まさにキレキレのプレイです。

 

さてさ今年も2ヶ月を切りましたが年初にレコードプレーヤーを購入、安物レコード収集を始めたましたが... ここ生きて相当買ったかなぁ... もちろん中古なのでそれほどの金額ではありませんが去年の今頃自分が今更レコードを購入しているなど予想もしていませんでした... 大袈裟ですが人生わからないものです。1年早く過ぎますが1年で大きな変化も起こるものであります。

 

そろそろ今年の総括2017年に購入したレコードを振り返ってみるのも良い機会かもしれません。ではでは...

MR. RTYTHM/FREDDIE GREEN

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月曜日が来てしまいました。

なんとも3連休後の月曜日は気が重いです。

"全てが終わってしまえば良い"と子供の頃、長い休み明けはとかくブルーでしたが今でも同じです。成長していないのでしょうか... 

 

さてフレディ・グリーンのレコード。2ヶ月くらい前に新宿ディスクユニオンで購入したと思いますが記憶は定かではありません。気付いたらあった... ?ジャケットは恐ろしくペラペラで日本語ライナーノートは裏面に... 定価1100円だったようです。それに反してレコードはちょっと重量のある盤で音質に問題なし。

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チャーリー・クリスチャンの出現によりギターがソロ演奏する楽器として重要性が高まった言われていますがリズムを刻む役割が軽視されるわけではなくフレディ・グリーンの歯切れの良いバックキングが奏でるリズムは多くを語ります。

 

 

カウント・ベイシー楽団のリズム・セクションのの最重要人物と評され、そのスタイルは常に正確なリズムと調和するコードワークで楽団に無くてはならないものだったと言われています。

 

 

決してソロを演奏することもなく独特のギターの構えで延々と小刻みよくリズムを刻んだプレーヤーであります。このアルバムではピアノ、サックス、ドラムを効果的に際立たせ音楽として純粋の楽しめる普通のよさがこのアルバムには凝縮されています。ちなみに彼のリーダアルバムは50年のキャリアを通じて2枚だけのようです。

 

もっぱらビッグバンドのギタリストとしてリズムをキープする役に徹し陳腐な表現ですがまさに"いぶし銀"のギタリストと言えます。ギタリストといえばバンドの花形だと思うのが普通ですが... こういった役割もあるのだと... またその味が分かるようになれば立派なジャズファンと言えるのかもしれません。昔の巨人の川相いや土井みたいな存在でしょうか...


1 I Don't Know - Count Basie and Freddie Green

曲目は...

サイド-1

1. Up in The Vlues

2. Down for Douvble

3. Back and Forth

4. Free and Easy

5. Learnin' the Blues

6.Freed Bag

サイド-2

1. Something Gotta Give

2. Easy Does It 

3. Litthe REd

4. Swing Back

5. A Date with Ray

6. When You Wish upon a Star

独学でギターを学び生きていくためにバンド内でも立ち位置を手探りで模索しながら結びついたスタイル... 決して望む姿、夢を追い求めず、いやその余裕もなかったのかもしれませんが考えさせられるものがあります。

 

講釈ばかりで申し訳ありません。このアルバム、難しいことを考えず聞き流すだけでも気分が明るくなります。天気の良い日に散歩しながら聞くと最高であります。それでは! 

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Full House/Wes Montgomery

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早いもので11月が始まりました。

年末が来ると慌しく時間が過ぎてしまいますがあまり好きな季節ではありません。ちょっと忙しいこの時期、テンションを上げていくにはもってこいのライブ盤をご紹介。かなり強引ですが... 

 

Full House 今年の初夏でした新宿のディスクユニオンで購入しました。

裏ジャケットは黄ばみかけていていますが盤質は問題なし。日本盤で84年にプレスされ2300円で販売されていたようです。この盤、やはり人気アルバムなので割と高めでしたが一応予算内なので押さえておきました。この時、他に4枚購入しましたが全てギタリストアルバムでした。なかなかの豊漁でこんなことは今後もあまりないかと思います。

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さてこのアルバムジョニー・グリフィン、ウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、ジミー・コブとこれ以上ないメンバーで繰り広げられたジャズギタリストとしての珠玉の名アルバムなのは言うまでもありません。

 

アルバムのギター、有名なギブソンのL-5ですが本人の実際に演奏したものではないようです、また余談続きでフルハウスとはトランプゲームのフルハウスらしいですが実際、このアルバムに収録したライブ会場(Tsuboというカリフォルニア、バークレーのカフェ)では入りきれないほど人が溢れかえり、別の意味でフルハウスと言えるタイトルだと裏ジャケットの解説には記載されています。

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裏ジャケットの写真は有名なジム・マーシャルが撮影したものだそうです。

曲目は

SIDE 1

1. FULL HOUSE

2. I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
3. BLUE 'N' BOOBIE

SIDE 2

1. CARIBA

2. COME RAIN OR COME SHINE 

3. S.O.S

 

アルバム全編でウエス・モンゴメリーの有名な オクターブ奏法と心地よい音色のギターフレーズが堪能できます。最初に彼の音を聞いたとき全くどうやって弾いているのか見当もつきませんでしたがネット動画や検索していくと彼のピックを使用しない奏法やギブソンのL-5というモデルを使用していることなど知り魅了されていきました。

 

結構レコードも増えてきましたが彼のレコードも常時品薄のようです。ジャズギターを志す人で必ず聴き倒すのではないかと思います。

 

さてさて今年もあと2ヶ月ですが1年が早く感じるどころか10年も早く過ぎますね... まずいというか時間を無為に過ごしている気がしてなりませんが本人はいたってそれなりに真剣です。与太話もここらで... それでは!

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Dark Beauty/Kenny Drew Trio

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こんにちはYamataiです。

また台風が近づいているようですね... 

朝から雨でテンションが上がりませんがこんな日は無理せず心地よいピアノの音色に癒され1日過ごしたいものです。そんなことはなかなか叶いませんが... 

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最近ピアニスト続きですがKenny Drewの"If You Could See Me Now"は以前ちょっと紹介しましたが今回のこちらの方がメジャーな存在とも言われている"Dark Beauty"をご紹介。初夏の頃、ディスクユニオンで購入、どの店舗かは覚えていませんがジャッケトはあまり良い状態ではありませんが盤質に問題なし。結構安く買えたのを覚えています。

 

中古レコードもジャケットが崩壊寸前でも盤質がOKであったり、その逆もあったりでしますが... どんなチリチリ、ノイズがする盤も綺麗にクリーニングして聞き込むとそこそこ聴けるようになるのがまた中古レコードの大げさですが醍醐味のように感じます。

 

私のオススメはこちらです。昔スプレータイプのクリーナーがありましたが実はよくないもののだったようで、かつて半ば儀式のようにレコードを聴き終わってジャケットに戻す前にスプレーしていたのですが... 

 

バランスウォッシャー33マスターセット

バランスウォッシャー33マスターセット

 

Side One

1. RUN AWAY

2. DARK BEAUTY

3. SUMMER NIGHT

4. ALL BLUES

Side Two 

1. IT COULD HAPPEN TO YOU

2. LOVE LETTERS

3. SILK BOSSA

4. BLUES INN

ケニー・ドリューといえばハード・バップの代表的なピアニストとして50年代活躍していましたが、その後、70年代以降は北欧に移り従来のスタイルをベースに時代性を取り入れながら数々の名作を残しました。ある意味アメリカでのキャリアを捨てヨーロッパでその才能を開花させたアーティストです。当時、黒人の多くのジャズプレーヤーが渡欧し活動の場所の拠点にした理由は今では考えられない人種にまつわる不当な扱いがまかり通る時代によるものでした。

 

アルバムの参加プレーヤーですがベースのニールス・ベデルセンは1946年生まれのデンマーク人でケニーとの出会いでその才能をより開花したと言われています。ドラムのアルバート・ヒースは日本の秋吉敏子さんのグループにも参加し日本でも有名です。

 

あっさり個人的な感想としてこのアルバム、ケニー・ドリューの最高傑作ではないかと... 同時期の同メンバーによる"If You Could See Me Now"も好きですが分かりやすくこれは良いと思えるのはこちらの"Dark Beauty"だと思います。こちらを聞き込むとこのアルバムの方が濃度が高い気がします。かたや"If You Could See Me Now"は良い意味で本作の焼き直しと感じますが... どうでしょうか?

 

また、このアルバムやはり避けて通れないのはベース、ニールス・ベデルセンの存在だと思います。これほどベースの存在を感じることはないほど... しかし決して不自然でなくベースってカッコいいと単純に思ってベースラインに聞き入ってしまいます。ロン・カーターあたりも好きなプレーヤーですがちょっとまた違ったプレーヤーだと思います。

 

特にケニー・ドリューとの掛け合いが素晴らしいとも言えますがニールス・ベデルセン... これから要チェックしたいと思いました。

 

Jazz系のピアニスト、ウイントン・ケリー、バド・パウエル、デューク・ジョーダン... もちろんビル・エヴァンス... まだまだ深掘りしなくてはいけない感じであります。

 

過去のケニー・ドリュー記事もよろしければ一読ください!

yamatai.hatenablog.jp

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久しぶり八神純子を聴いてみた...

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八神純子 2CD BEST 1978~1983

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八神純子 思い出は美しすぎて


八神純子 – 思い出は美しすぎて

 こんにちはYamataiです。

先週ちょっと不思議なことが...

大したことではありませんが夜中、どこからかホイッスルの音が... 耳鳴りがなり朝4時くらいにおきました... どこかで聞いた音色... そうです... サンバホイッスルです。

 

八神純子... あ... 純子さん

この曲の間奏で吹き鳴らされるサンバホイッスルで目が覚めました。たまたま先週は名古屋に出かける用事があり名古屋出身の八神純子さんとの関連だったと全くの偶然でしたが... ちょっと不思議な体験であります。

 

八神さんがザ・ベストテンなどで出演していた往時の頃、小学生でヤマハのポプコン出身の彼女の歌唱力はすごいなと思った反面、ボサノバ調でちょっと哀愁漂うサンタナのようなギターソロとサンバホイッスルの音色はちょっと大人の世界を思わせたものでした... 

他に"みずいろの雨"、"思い出のスクリーン"、"ポーラスター"等、聞いてみると懐かしさとある種、新鮮さを覚えました。当時のJ-Pop、当時はニューミュージックというくくりだったと思いますがやはりウエストコースト系のロックその他、洋楽の影響が、特に演奏に関しては感じられますがなかなか凝った音作りをしていたのが今となってよく分かります。2011年にカンバックし精力的に活動されているようです。レコードを買うほどのファンではなかったのですが夜明けに聞こえたサンバホイッスルの音色... 謎です... 誰かに呼ばれているのか?何かの予兆で誰かに注意を喚起されているのか... ちょっと奇妙でなりません... 

 

"思い出は美しすぎて"... これが彼女の好きな曲かもしれません。ユーミンの"晩夏”、"翳りゆく部屋"と並ぶ日本の女性歌手の名曲だと思います... 

 

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ブルーな秋雨ですが... KELLEY BLUE/WYNTON KELLEY

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こんにちはYamataiです。

久しぶりのピアニストアルバム、Kelley Blue/Wynton Kelleyです。

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ジャケットはかなり黄ばんでいますが盤質はA、かなり良い状態です。春くらいに御茶ノ水のディスクユニオンで購入。マイルズがレッド・ガーランドとビル・エヴァンスのハイブリッドと称したそうです。その強力なスウィングとエヴァンスのもつような叙情性を兼ね合わせるある意味たようなスタイルを持ち合わせる強烈な魅力を放つピアニストです。残念ながら1971年39歳で亡くなってしまいました。

曲目は

SIDE 1

1. Kelley Blue

2. Softly, As in a Morning Sunrise

3. Green Dolphin Street

SIDE 2

1. Willow Weep for Me

2. Keep It Moving 

3. Old Clothes

最近でこそトランペット、サックス、ギター系を中心に聴くことが多いですがジャズのアルバムを買いだしたのはやはりビル・エヴァンス、キース・ジャレットあたりの叙情的なピアニストのアルバムが中心でした。

 

Kelley Blueいつ聴いても良いです。飽きません。ブルージーでファンキーでありながらもどこかカラッとした明るさを少し感じさせるのはジャマイカ出身だからなのでしょうか?スタンダード中心の選曲である意味ジャズの定石的なセクステット&トリオ編成であり演奏スタイルは終始一貫としていますが聴いていて飽きません。むしろ聞けば聞くほど滋養になるようなアルバムです。

 

彼のピアノの音に初めてぞくっとしたのはブルー・ミッチェルのI'll close my eyesでした。トランペットとのソロに続くピアノソロがなんとも言えない流暢でありながら哀愁も漂うような... すごいなぁと... いいなぁ... 久しぶりかなりかなり感動しました。

I'll Close My Eyes

I'll Close My Eyes

  • ブルー・ミッチェル
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

マイルズの不朽の名作、Kind of Blueにも参加していますが他にもコルトレーン、ウエス・モンゴメリー、ケニー・バレル... 共演も多い人です。なあなか良い中古盤に出会えていませんが見つけたら必ず買わないといけないと思っているアーティストの一人と言えます。

 

秋雨が続き気温も下がっていますがちょっと鬱な雰囲気を変えるには良いアルバムです。それにしても知る限りピアノでも明るい気持ちになれるのはウイントン・ケリーとオスカー・ピーターソンくらいのような気もしますが...

 

ではまた!

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